歌うように愛する喜びを伝えよう♪

こんにちは。
井手愛美です。


この記事は、過去の自分にも向けて書いています。
あしからず。


保育士の力不足ゆえ
対応に困っているであろうことを、

お子さんのために…というニュアンスを込めて

『親の愛情不足』だと言って

印籠を突きつけてはいないだろうか。


ははぁ~m(__)m

・・・とはなりませんよ!?



保育園は、いい子を育てる場所じゃないんですよ。

保育士は、いい子育てができるいいお母さんを育てる人じゃないんですよ。


私は私で、このままでいい。
どんな私も、愛されている。


その安心感を感じられる場所が保育園であり、
それを毎日の保育を通して伝えるのが
保育士の役割だと私は思う。


手のかかる子どもの対応に困っているなら、
「子どもの心を満たしてあげて」
とお母さんに言う前に

最近何か困ってることはある?って、
まずは話を聞いて
「お母さんの心を満たしてあげて」ほしい。


『子どもの心は、
親にしか満すことはできない。』

そんなことはない。

いつでもそうだとは限らないし、親以外の大人との関わりで子どもの心は成長する。



それよりもまず、先生。

あなたは、自分の心のグラスの状態に気づいてますか?

※自戒を込めて




育児と家事と、仕事に追われ
毎日忙しくしているお母さん達にとって

子どもに淋しい思いをさせたくないと
一緒に過ごす時間を大切にしたいと「今」できることをがんばっているお母さん達にとって


お友だちとコミュニケーションが取れないのは
親の愛情不足のせい。

もっと甘えさせてあげて、心を満たしてあげてください。


そう言われたら、
責められたと感じる人もいるかもしれない。

中には、追い詰められて参ってしまう人もいるかもしれない。



子どもを満たすには、
まず、最初に自分を満たされていなければ
与えるエネルギーは枯渇します。

逆をいえば

お母さんの心が満たされていたら、
子どもも、自然と満たされるものなのです。


保育園の先生が心が満たされていたら、
そこに通う親子は安心感と信頼感で満たされるでしょう。


お母さんに余裕がないときは、
話を聞いて欲しいときかもしれない。

何か話したいことはありますか?
私たちにしてほしいことはありますか?

ただ話を聞いてもらうだけでもいいかもしれないし、何か要望が出るかもしれない。

その要望の中の、できることをする。
保育の中で、子どもの心を満たす関わりをすればいいのだと私は思います。



かくいう私もね、
当時はそれが全然できなかったのです。

自分を満たすことをせずに、
心身ともに疲れた状態で現場にいることが多かったから。


今まさに現場でがんばってる先生たちのこと、
私ができる方法でこれからも応援できたらなーと思っています。




『聞く』を学んだからこそ、
私は気づけたことがあります。

関わり方や伝え方の選択肢が増えました。

見える景色が変わりました。


現役の先生に、今の私が伝えたいことは
保育の知識やスキルではありません。


現場にいると忘れがちなこと

現場にいると見えないもの

現場にいるからこそ、できること

目の前の子ども達に、大切なこと

そして、お母さん達に必要なこと


あの頃の自分に伝えたいことばかりです。


いい先生にはほど遠い私でしたが、
担任していた子ども達のこと

罪悪感は決して消えないけれど、
精一杯やってきたよね。
と、自分に寄り添えるようになりました。


この協会からのメッセージを、贈ります。
どうぞ二度読んでみてください。

一度目は、直球で。

二度目は、ちょっと変化球。

子育てを、保育
ママを、先生に置き換えて読んでみてください。


いい先生を目指すのではなく、
幸せな先生を目指しましょう(*´∀`)





どんな一日も、毎日がスペシャル♡