昨日のニュースで51歳の警察官が万引きで捕まったと報じられた。
なぜ51歳にもなって、万引きをしたのか?
それはもう理屈ではないんですね。
もちろんいけないことではあります。
しかし、この警察官は無意識に何かガマンし続けてていることが
あるんですね。
この万引きは、そのガマンが限界に達していることを表しているのです。
だからこの逮捕の時点で気づかなければいけないのは、
もう二度と万引きをしないという決意よりも、
それは当然のことですが。
自分が何をガマンしてきたかということに、
気付くことなんですね。
これに気づかないと、
また類似のことをしてしまうことになるんですね。
次はもっと大きなことあやまちを。
話は変わりますけど、
サンケイスポーツの中で、女流棋士の林葉直子さんが
現在28連勝中の藤井聡太さんのことを、
「あと何勝続けられるかですが、私は三十連勝は難しいと、おもうな」と予想と書いてありました。
これを読んで、何を感じますか?
にんげんというのは、勢いのあるとき、調子に乗っている時に、
一番足をすくわれる。
言う必要のないことを言ってしまうんですね。
これは予想でもなんでもなく、自己顕示欲にすぎない。
心理的な意味合いでは、抱え込んでいるものは溜め込まず、
吐きだすのが大切。
しかし社会的な意味合いでは、
調子に乗り過ぎてはいけない。
林葉さんの言葉を見ながら、人ごとではないと感じました。
表社会に出たら、社会的立場、単なる個人ではないことを
しっかり意識して発言しなければならないことを、
痛感しました。
父が昔よく歌っていた畠山みどりの「出世街道」の歌詞。
「敵は百万、味方はひとり」
会社勤めの父が、会社では出世をめぐって何かあったら足元をすくおうと、
会社なんて、にんげんなんてそんなもんだといつも
言っていたのを今更ながら思い出す。
ナイーブなところもある父は苦しい思いの中で、高度成長期の出世争いを生き抜いてきたんだなと思う。
わたしのように個人でやっているにんげんには
なかなかわかり辛いことだが、
社会に出たら、自分の発言にしっかり責任を持ちながら、
戦っていかなければならないのだと思うこの頃です。
両親や兄にも、所属している団体にも迷惑はかけられないし、
一職業人としても、もちろんのこと、そのときの感情にまかせた行動はいけない責任のある立場。あらためて、あらためて!
しかもにんげん調子に乗り過ぎたら、一番危うい!
林葉直子さん、気づかせてくれて、ありがとう!
「本日」月は引き続き「風」のサイン双子座。キーワードは、
「気持ち」「おもしろがって」「寄り添う」「噴水」「汗」「話す」です。
だいじょうぶ、だいじょうぶ・・・。