オットと国立大1年生息子との3人家族
オットは転勤で 同県内に単身赴任中
息子は 自宅から電車通学
R3.4月 遠方独居の父の認知症発覚で
遠距離支援・介護がスタート
モラハラ・パワハラ親父が
認知症により 更に自分本位の
身勝手なじいさんへとパワーアップ
令和5年4月の終わりから
我が家の近くの
介護付き有料老人ホームに
入所しましたが
娘に財産を奪われた
……という思い込みと
強い帰宅願望があり
中々安心できません
男尊女卑の父・長男信仰の母に
贔屓され甘やかされて育った兄は
借金を繰り返した挙句出ていき
20年音信不通の所在不明
息子娘格差で
悔しい思いをして育った私が
父と実家の面倒ごと全てを
背負う羽目に⋯
オットはオットで
依存心が強く粘着質の義母の世話で
度々 遠方の実家対応に通ってます
前期授業が始まるのは
来週からなんだけど
今日は TOEICの試験の為
午後から大学へ⋯
そして 仲良くなったメンバーと
同好会だかサークルだかの体験に
参加するので 帰りが遅くなるとの事で
今夜は 外で食べて帰ると
LINEがきた
すっかり元気で嬉しい限りだけど
何がトリガーになって
発作的な症状(息子の場合は擬似発作)が
起きるかわからないので
こっちは しばらくヒヤヒヤもんだわ
駐輪場の女性に
何度も感謝の気持ちを伝え
息子を連れて帰った
息子からしたら まだ不慣れな場所で
発作的な症状が 起きてしまい
更に 知らない人から笑われた事で
かなり怖かっただろうし
ショックも 大きかっただろうに
私が駆けつけるまでの一時間強⋯
駐輪場の女性のお陰で
心細さを感じずに居られたんだろう
帰りの車の中では
すっかり落ち着いていて
笑い話も出来るほどだった
そして翌日 朝から大学に出向き
学生支援の担当教諭と面談
今回のトラブルの話をし
定期的に 専門家のカウンセリングを
受けられる事になった(*´―`*)ホッ
そして その日の夜
駐輪場の女性から電話がかかってきた
同じ痛みを知っているからこそ
駐輪場の女性の名前は砂畑さん(仮名)
砂畑さんは なぜか
先日の事を 謝罪してこられた
初対面の相手に向かって
「お母さんはブレないで」など
偉そうに言ってしまって
申し訳ない⋯と
私は
「とんでもない!
砂畑さんのお陰で
私も息子も どれだけ救われたか!
砂畑さんの言葉も
とても 心強くて嬉しかったです 」
そう返すと 砂畑さんは
「良かった⋯ それなら良かった⋯
あの時ね
息子さんを迎えに来たあなたが
涙を浮かべてるのを見たら
昔の私と重なってしまってね
何とかあなたを
励ましたいって思ったの」
砂畑さんが 泣きながら
そう仰るので
私も 堪らず泣き始めた
砂畑さんの子供さん⋯
子供さんと言っても
今は アラフォー世代なのだが
学生の頃 いじめを受けた事が原因で
人が怖くなり 不登校になったのだそう
その後も色々とあって
パニック発作を起こすようになり
うつ病を発症し
親子で 大変な思いをされたそう
もう 何年も発作は起きておらず
今は 穏やかに過ごされてるらしいが
先日の件で 当時を思い出し
砂畑さんの子供さんとうちの息子
砂畑さん自身と私を
重ねてしまったのだそう
息子が駐輪場の事務室で
休ませて貰ってる間
砂畑さんは 息子にも
子供さんの話をしてくれたそうで
その時 息子が
「大変でしたね⋯」
そう言ったんだそう
砂畑さん親子が
パニック発作や うつ病で苦しんでいた頃
当時は 精神的な病について
今より 世間的に周知されておらず
病気の事を誰かに話をしたり
相談をしても
理解を得られなかったり
偏見を持たれる事が多かったんだそう
だから 滅多な事では
人に話したり
相談することは出来なかった⋯と
「私が うちの子の話をしたらね
息子さんが 【大変でしたね】なんて⋯
いきなり あんな話を聞かされて
そんな 普通 言えませんよ
あの時ね あぁ この子は
すごく苦労してきたんだなって
思ったんです
だから こんな優しい言葉が
出るんだなって⋯
息子さんもお母さんも
苦労してきたんだなって思ったら
私 堪らなくて⋯( ´ඉ_ඉ` )」
「ありがとうございます
ありがとうございます(っω<`。)」
もう 2人で号泣です
息子の症状は
パニック発作では無く
疾病利得が絡む
チックの擬似発作のようだから
砂畑さんの子どもさんの苦労とは
比べ物にならないけれど
それでも 息子も私も
苦しい辛い思いをしてきたから
それを わかって貰えたのが
すごく 嬉しかった
偶然が重なって⋯
息子から SOSの電話を受けた時
一瞬 目の前が真っ暗になって
どうしよう どうしたらいい?って
テンパって 咄嗟にかけた1本の電話
落ち着いて考えると
近くの交番に
電話するべきだったか⋯
と 気がついたんだけど
でも あの時
交番に電話していたら⋯
あの時 電話に出たのが
砂畑さんじゃなかったら
あの日
砂畑さんの勤務日じゃなかったら⋯
砂畑さんと
顔を合わせることがあったとしても
同じような経験をして
苦しんできた事は
知らずに終わったんだろうな
そう考えると
本当に 奇跡的な出会いだって
言えるよね
月の半分は 勤務しておられるとの事で
息子に会えるのを
楽しみにして下さるそう
その話をしたら 息子もニヤケてた
ついこの間まで
全く知らなかった人なのに⋯
人の縁って
ほんとに不思議なものですね
大学1年生の息子には
チック症状があります
(運動チック・音声チック)
10歳前後の最悪気を乗り越え
中学生時代は周囲からも
「治った」と思われるくらい
症状が軽快しましたが
過度のストレスや疲れ
環境の変化等で症状が強くなることも·····
·····とは言え 日常生活は
ほぼ影響なく過ごせてます