Kenです。

 

 妻を説得するために、もう一つ必要な情報がありました。

 それは児童性的虐待のことです。虐待が行われていたことはネットで知ることができまし,裁判のことも知っていましたが,最新の情報が必要だと思いました。これは最後の切り札として出そうと考えていました。

 

 ちょうど,2013年から5年間かけて豪州で児童性的虐待の調査が行われていることを知り,その結果が日本の新聞に載らないだろうかとアンテナを張っていました。そして,ついに調査結果が2017年12月15日に提出されました。残念ながらそのことが日本の新聞に載ることはありませんでした。

 

 しかし、あるブロガーさんが、調査結果にリンクを張っておられ、さらに,その簡単な翻訳をしてくださっておられました。確かにエホバの証人内部で児童性的虐待が行われていたこと,そして二人の証人のルールを改善するようにとの調査結果が出ていました。

 

 これで,説得の材料はそろいました。しかし,これをどういうタイミングで話したらいいのか悩むところでした。

 

 時間だけが経っていきました。その間集会にも行き続け,奉仕にも参加していました。前にも書いたと思いますが,奉仕者が奇数人数の場合は,なるべく一人にさせてもらうようにして,奉仕をしているふりをしました。二人になった時は,奉仕はそこそこにして,2つの世代の矛盾点や寄付,裁きの音信など,考えてみると少しおかしい点について話題を振りました。集会中は,その時扱われた話の矛盾点を探していました。

 会衆では雑誌の係をしていました。ある時,長老から書籍もしてくれないかと頼まれ,その時は承諾しました。しかし,もし辞めたら迷惑をかけると思い,次の週に断りました。

 

 *ちょっと余談になりますが,このころ同じ会衆の姉妹が覚醒しておられることを,たまたま知ることになります。

 

 ちょうどそのころ,テレビドラマで「陸王」があっていました。一度本で読んでいたので,ドラマの方も楽しく見ていました。主人公である役所広司さんは,大河ドラマでの信長役以来のファンでした。そのドラマを見て,主人公の役所さんが紆余曲折,苦悩しながらも,前に向かって進んでいく姿を見て,自分もとにかく行動を起こさなければならないという気持ちになりました。

 

 そんな時、ある大型の書店に二人でいきました。その書店は以前、弟が「良心の危機」を買ってくれた書店でした。「良心の危機」を探してみたところ、見つけることができました。

 

 とにかく行動に出るしかない。これをたまたま見つけたことにして買ってみるのはどうだろう。妻はこの本の事はよく知らないし,もしかしたらいけるかも。

 勇気を出して,「こんな本があったよ。」と言ってみました。「それいけない本じゃないの。」「元統治体の人が書いた本だよ。」と軽く表紙を見せました。どうなるかと思いましたが,驚いたことに妻は,しぶしぶですが,なんと承諾したのです。(よって,我が家には2冊あります)

 

 それから2週間,私はその本を読んだふりをしていました。その間,妻には「すごいことが書いてあるよ。」と内容に驚いているふりをしていました。そして,ついにその日がやってきたのです。