そりゃ誰でも通る道だよ!初潮だよ!

40目前にして遅過ぎだけどおめでとう!!!

 

 

 

 

ハンブルグへ移動する車の中で、今年何回目かのメンタルブレイク真っ只中のあたしに電話で旧友がそう言って励ましてくれたのはつい先日の事なのに、その数日後に出産でした。(例え方。笑)

 

 

 

 

 

ずっとやりたかったこと、頭に思い描いてたことをやろうと思い立ち、自分のプロジェクトとして音楽を作る為に、紹介してもらったプロデューサーさんにアイディアをぶちまけ、そのままズルズルと巻きこんでから約一年半。

 

 

 

 

全くお互いのバックグラウンドが違う人と、こんなに膝を付き合わせて何かをするって初めてのことで、よくここまで来れたなぁ。。。と思います。

それもこれも相手がとても素晴らしいプロフェッショナルだからこそ。

 

プロデューサーの仕事って本当に、あたしの想像を超えた大きな視点からのでっかい愛だなぁ。。。

 

 

 

 

今回のプロセスを通じて沢山勉強をさせて頂きました。

 

 

 

 

 

仕事の仕方とか。

 

自分をどう捉えるか。

 

人に伝えるとはどういうことか。

 

そもそも自分は何が言いたいのか。

 

初志貫徹とはどういうことか。

 

自分が言ったことには責任持ちましょうとか。

 

 

 

 

 

 

その過程での気づきは少しずつまたシェアをすることにして。

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとまず今日、マスタリングが終わりました。

 

 

音源が、出来上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでで既にあたしとしては本当に多くの人にお願いし、彼らに関わってもらうからこそ出来るものを追求し、彼らの良さが出せる様に心を配り、その度に自分のアイディアを伝えることの難しさに悩み、出来上がったものをぶった斬る心の痛みを知り、瞬発力で物事を決めることの大変さに意識が朦朧とし、始めたはいいものの続けることの大変さに苦しみ、人が増える中で「自分の音とは?」という問題にまたぶち当たり。

 

 

 

 

 

その度に沢山の人にサポートしてもらいました。

 

家族、友達、コーチ、バンドメイト、割と最近知り合った人まで。笑

 

本当にありがとうございます。

 

そして、まだ終わってないどころか始まったばかりなので、これからも色んな人に泣きつくんだろうと思います。

 

 

 

 

 

 

なんて大変なことを始めてしまったんだろう。

 

 

 

なんてエネルギーを使うんだろう。

 

 

 

なんて、、、楽しいんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きっと、このプロジェクトを始めた時にあたしが求めていたことは、完璧な「自分の音楽」を求めて提示することではなくて、こうやって、物凄く大変な思いをしてでも、それでも人と関わり合っていくこと、そのものではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

"自分の音"の定義にモヤモヤしているあたしに、友達が言った言葉。

 

 

 

 

 

 

誰かがパスタソースを作ったとしてさ。

 

そこに食べる人が塩胡椒、パルメザンチーズ、なんならタバスコを大量にかけて、味が大幅に変わった時。それを「誰が作ったもの」って言うんだろうね???

 

でもシェフがソースを作らなかったら、パスタは食べられないんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

そして今日マスタリングを終えたあたしに、エンジニアが教えてくれたBrian Eno

の言葉。

 

 

 

 

作曲者っていうのは、ガーデナーみたいなもんだよ。

 

 

 

 

(以下あたしの超意訳。)

 

その人が種を蒔かなかったら、そこには何も生えなかっただろうけど。

彼のチョイスで種が蒔かれて、その丁寧なケアで色んな種類の草花がそこに生えて、そのガーデンの様子が作られる。でも、中には勝手に生えている草もあるだろうし、そもそも草自体がいつどういう状態で生えてくるか、そんな細かい所までコントロールも出来ない。全てを意のままにすることは出来ないし、自分が全部をする必要もない。勝手に生えてくる草達の様子を見ながら、必要ないものを切ったり、抜いたり、違う所に移したり、肥料や水を与えたり。

そうやって色んなものが最初の意図と違っても少しずつ育ってきて、色んな人の色が入って来るからこそ彩り豊かになる。だからと言って最終的に誰が作ったガーデンなのかと言えば、それはやっぱり最初に土を耕すところから始めたガーデナーの仕事だということではないのかな。

 

 

 

 

 

 

だから。

 

 

 

 

 

 

伝わらないことを恐れて黙ってしまうより。

 

 

傷つくことを恐れて何もやらないより。

 

 

嫌われることを恐れて言いなりになってしまうより。

 

 

 

 

 

 

 

 

どれだけ怖くても、一歩を踏み出すこと。

 

 

 

そしてそれをやり続けて、求め続けて、人と関わり続けていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aine Wie Keine。

 

 

 

何者でもなく。

 

 

 

他の誰の様でもなく唯一の存在。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、リリースまでの道のりはまだあるんですけどね。。。

 

 

のんびりとお待ちくださいませ。