長男の生態をレポートする「よっこい小1。」
妻が月に2～3回、日数にして１カ月のうちの約１週間は、出張で家を空けます。
そして、妻が出張で家を空けると、
必ず長男が「はらいたい」と学校を休みます。
今週も、妻が3日間留守にしました。
朝私が朝食を作っていると、
腹を抱えてもつれるようにリビングに来た長男、
「今日だめだ・・・はらいたい・・・」
（定型句です、オーバーなアクション含め）
「あ、そう。じゃ、寝てなよ」
「オレの・・・朝飯は・・・ラップして冷蔵庫にいれておけばいいから」
「・・・腹痛いんじゃないの？」
「だから・・・今は食べれない・・・」
「腹痛いなら、しばらく食べない方がいいだろ」
「いや！・・・あとで腹減るかもしれないから・・・」
「そんとき作ればいいじゃん」
「・・・・・・・・・・・・・・・どうせみんなの分作るんでしょ？」
「作るよ。でも、同じタイミングで食べてくれないと洗い物めんどくさいんだよね。君、洗い物してくれるわけじゃないじゃん」
「今日は・・・洗う」
「だから、食べれそうならそのとき準備すればいいじゃん」
「多分・・・食べれる」
「じゃ、今食えよ」
「今は・・・だめ・・・」
「なんで？」
「とりあえず、学校に連絡しておいて・・・」
「今日は腹が痛いので体育見学しますって？」
「ちがうよ！ちがうだろ！・・・腹が痛いから、休むってこと！」
「じゃあ、今日はママがいないのでお腹が痛くなりました、って言っておくよ」
「まあ、それでもいけど」
「いいのかよ。プライドねえのかよ」
「そんなことはいいから、今日の朝飯なに？」
「いつもと一緒だ」
「・・・・・・ちなみに、昼飯はなに？」
「決まってねえし、お前がいる予定じゃないんだよ」
「マックかかつ丼がいい」
「ふ～ん」
「聞いてる？」
「聞いたよ」
「言ったよ？ オレいま言ったからね」
「寝てろ」
「マックのポテトなら食べれる、Lなら」
「うるせえ、寝てろ」
ここで現れる妹たち。
仮病と非難される長男。
静かに去っていく男。
そして、仕事中頻繁に聞こえる、冷蔵庫を開け閉めする音。
コトミさん、早く帰ってきてください。
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