パパニティ・クラス!(94) マタニティ・マークと電器屋と温泉出張。 | 【バースプランは産後まで。】   


父親学級について考える「パパニティ・クラス!」

いわゆる「マタニティ・マーク狩り」問題
マタニティ・マークって、どうすればいいんですか?・・・っていう話をしていました。
※前編のブログは、☛☛ コチラ!


妊婦さんを守るためのシンボルが、逆に妊婦さんに危害を加えることになるのでは、意味がないんですよね。

ただ、こういうことって、往々にしてあるので、
子どもや女性ばかりが暴力の被害者になったり、
高齢者が金銭被害に遭ったり、
私ばかりが子どもから顔を踏まれたりするなど、
力の弱い者が狙われてしまうというのは、どうしても起こってしまうんですよね。

そこで、マタニティ・マークが、効力を発揮するためにはどうすればいいか・・・。


まず、マタニティ・マークとは何か、厚生労働省のHPには、こう書いてあります。


マタニティ・マークとは、
妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。

妊娠初期は、赤ちゃんの成長はもちろん、お母さんの健康を維持するためにもとても大切な時期です。しかし、外見からは見分けがつかないため、「電車で席に座れない」、「たばこの煙が気になる」など妊婦さんにはさまざまな苦労があります。
国民運動計画「健やか親子21」推進検討会において、妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保を目指し、「マタニティマーク」を発表しました。マークは、妊婦さんが交通機関等を利用する際に身につけ、周囲に妊婦であることを示しやすくするものです。また、交通機関、職場、飲食店等が、呼びかけ文を添えてポスターなどとして掲示し、妊産婦さんにやさしい環境づくりを推進するものです。


ということです。
やはり、一義的には、「妊産婦にやさしい環境づくり」なんですよ。


じゃ、どうすれば、逆に、マタニティ・マーク狩りされづらくなるのか。

考えてみたんです、
マタニティ・マークに帯電させて、攻撃しようとしたらビリビリするとか、
小型カメラを内蔵させて、危害を加える人をレコーディングするとか、
マタニティ・マークを付けている人に危害を加えると、損害賠償を請求されるようにするとか、
――でも、結局ダメなんでしょうね。

あ、お金がかかるから、とかじゃないですよ。

お金なら、全国の温泉出張議員さんの政策費がいくらでもありますからどうとでもなるんでしょうけど、
日本では、このマタニティ・マーク狩りを根絶するのって難しいんだろうなあと。


というのは、人間って、「助けてくださーい!」って声を挙げる人を歓迎する人ばかりじゃないですよね。
前回のブログにも書きましたが、
妊婦さんを羨んで、過剰に反応してしまう人もいれば、
中には、何も主張していない妊婦さんに対して「妊娠したからって自慢げに!」っていう感情を抱く人もいる。
そういう人の気持ちまで変える力はマタニティ・マークにはないですから、いくらお金をかけてマタニティ・マークをバージョンアップさせても、おそらくイタチごっこなんでしょうね。


少し前から考えているんですけど、
妊婦さんが「妊娠しています」サインを身に付けるのと逆に、
「妊婦さん、遠慮なくお声掛けください♪」という人が、そのようなサインを身に付けるということがあってもいいんじゃないかな~と思ったんです。

つまり、妊婦ではない人で、
「妊娠中や産後・育児中のママパパをお手伝いしますよ!」
という気持ちのある人が、何らかのサインを身に付けている。

妊娠中や産後のママ、育児中のご夫婦が街なかで困ったときに、そのサインを身に付けている人がいたら遠慮なくヘルプを求めていい
もちろん、自分から助けてとは言いづらいかもしれないけど、サインを付けている側も積極的に声をかける。

ベビーカーで駅の階段を上るのって大変ですけど、混雑時には、駅員さんもつかまらなくて困っているお母さんがよくいますよね。
通行人にヘルプを求めることもできない。
でも、そのサインを付けている人を見かけたら、声をかけても絶対に嫌がられない。


ある家電屋で、店員さんを探すのに苦労したときに思ったんです。
そこの電器屋さん、かなりラフなユニフォームで、名札もしないので、レジにいる人以外は誰が店員さんだか分からなかったんですよ。
それで、せめて名札くらいしてくれよ、って。
そのときに、もしかしたら、駅の階段の下で困っているベビー連れのお母さんって、駅員さんも見当たらない・誰も助けてくれない・・・こういう感じなのかな、と思って。


もちろん、今のマタニティ・マーク使用者と同じくらい使用されていないと、街なかでそのサインを見つけること自体が困難になったら意味ないんですが。
せめて、子育て関連の企業や団体の所属者と、自治体の人くらいは全員サインを身に付けてもらって、積極的に子育て夫婦に手を貸す。
そうすると、世間のお母さんお父さんは何に困っているのかが、直接分かってくる。


電車のドアって、意外と閉まるときのスピードが速くて、妊婦さんやベビーカー利用者には怖い。

親子カフェという名目なのに、スロープがないとベビーカーには利用しづらい。

バスの中の優先席には、実は妊婦さんにとって非常に座り心地の悪いシートがある。

ショッピングカートの持ち手はちょうどお腹に当たるので、混んでいる店内ではストレスになる。

レトルト離乳食の陳列棚が一番下だと、いちいちしゃがむ必要がある。

デパートの中の授乳室が8階とかにあって、「赤ちゃんの駅」を名乗られても、ぶらり途中下車できない。

――など、妊娠・育児に対するハードルはいっくらでもあります。


企業が育児中の男女に「弊社製品の使いづらい点を教えてください」という座談会を実施するの、ウンザリなんです。
一見、顧客に親切な感じがするんですけど、スーツ着て普段はパソコンに向かっている人が、電車内でお腹をど突かれた経験を持つママの気持ちなんて分からないもん。
普段からそういう人を気遣えないのに、仕事上気遣うふりをするの、いやなんです。
本気で知りたいなら、街に出て自分で探さないといけないと思うんです。


そう、この「お声掛けください」サインを付けるのは、
妊婦さんを守るためだけではなくて、
それ以外の人に、積極的に妊婦さんや育児中の男女のことを知ってもらいたいからです。


よく妊娠中は電車で出かけるの億劫で、早く生んじゃいたいと思ったけど、子連れはもっとキツかったー! みたいなことあるじゃないですか。
それを妊娠前の世代が目の当たりにしたり、男性が知るきっかけになったり、子育てってハードワーク!ということを知る人が増えたら、そのときにようやく、
マタニティ・マーク狩りする人に対して、他人事でない怒りがわくんじゃないですか。

地域で子育てといいますけど、別にご近所さんが力をあわせてどうという話にとどまらないですもんね。
子育て中の男女が行く先は、すべて力を合わせてサポートしないといけないんですから。


手伝います!という声をかける勇気。
手伝ってください!という声を発する勇気。

両者が勇気をシェアしあって、子育てできればいいなあと思うんです。


もし実現したら・・・そのサインのついたキーホルダーの売り上げの一部を、産後保険の原資にしてくださいね~!



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