2022年 3月 18日(金)
小児科の先生とのお話
出産後からようやく待ちに待った、
小児科の先生のご登場の日!
出産から3日目にしてようやくあいちゃんを診てもらえるので、嬉しい気持ちと、診断結果を聞くのがこわく不安で仕方がなく、あいかわらずメンタルはガッタガタのこの日を迎えました
でも、受け止めるしかないとできない覚悟をそれなりにしていました。
お昼過ぎ頃に、助産師さんから病室までお迎えがあり、ナースステーションの奥の部屋に通されました。
そこには、70歳くらいの白髪でメガネをかけた細身の優しそうな小児科の先生が座っていて、助産師さんが隣でスヤスヤと寝ているあいちゃんを抱っこしながら私を待っていました。
私がその場に行くと、私はあいちゃんを抱っこして小児科の先生の目の前に座らされました。
出産から今まで散々泣いてきたおかげか、
あいちゃんを抱っこしていてあいちゃんのパワーをもらっているおかげか、なんだか思っていたよりも落ち着いて席に座ることができていた。
軽くあいさつをした後に、早速説明が始まった。
『この子のアザはポートワイン母斑ともいう単純性血管腫で、良性の腫瘍です。なかにはサーモンパッチとかイチゴ状血管腫というのもあってこれらは成長とともに自然に消えていきますが、ポートワイン母斑は自然には消えないものです。』
私が今までインターネットで調べたような内容をそのまま説明されているかのようなお話だった。
ここまでは予習バッチリってかんじ。
『お母さんも既にインターネットとかで調べられて、目にしたかもしれませんが、このアザをもった子たちでスタージ・ウェーバー症候群という病気があり、おそらく、スタージ・ウェーバー症候群かと。。』
あぁ、私が調べてたカタカナの単語だ。
本当に出てきた。やっぱり夢じゃなくて、本当にこれが現実なんだ。と、この辺りから涙がボロボロと凄い勢いで溢れだしてきました。
私の涙に小児科の先生の顔が少し動揺した雰囲気が出たのを覚えている。
あまりにも涙がぼたぼたと落ちていて、隣で一緒に聞いてくれていた助産師さん達は、ティッシュを持ってきてくれたり、肩をさすってくれたり、私の涙で濡れないようにあいちゃんを代わりに抱っこしてくれたりしました。
泣きながらでも、しっかりと現実を受け止めなければと、先生の目を見て話を聞き続けました。
『私も実例を診たことがこれまでにないので、なんとも言えないのですが、、』
え、、ないの?ないんだ。こんなに色々経験してそうなお医者さんでもみたことないんだ。そうだよね、10万人に1人っていわれてるくらいだもんね。と話の途中で驚いた。
『今すぐに緊急を要するような状態ではないですが、今後の治療方法や精密検査は早めに受けた方がいいでしょう。紹介状を書きますから、行ける日に行ってください。』
え?あ、今日では病名は断定されないのか。わからないのか。と、自分が思っていたよりもハッキリしない話でおわり、少し拍子抜けた。
そうだよね、お医者さん1人診にきただけでわかるような病気じゃないってことだよね。
でも、おそらくそうでしょうって言われたってことは、そうってことなんだろう。
それから近くの大学病院に予約を取ってもらい、退院後に行くことにした。
やっぱり夢じゃなかったかぁ。
覚悟はしていたつもりだったけど、今の段階でも既に胸が張り裂けそうで、息をするのも苦しく感じた時間だった。

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