復興支援で実現! エッシェンバッハのピアノ

 東日本大震災復興支援のチャリティーコンサートが数多く行われていてうれしい限りだ。近く来日するウィーン・フィルは、すでにウィーンでチャリティーコンサートを開き、収益金13万ユーロ(約1500万円)を日本に寄付しているが、東京・サントリーホールでも、18日に「私たちの思いは日本と共に」との副題で開いてくれる。

 チャリティーコンサートはプログラムも通常とは異なり、音楽的に思いもかけぬプレゼントになることも多い。今回はエッシェンバッハの指揮とピアノで、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番K488から第2楽章▽バリトンのマティアス・ゲルネの歌でマーラー「少年の魔法の角笛」から▽シューベルトの交響曲第7番「未完成」。

 1時間ほどのコンサートで、指定席1万円。収益金は、すべて被災地域での音楽活動の復興に充てられる。

 このプログラムで特にうれしいのは、最近はすっかり指揮者になってしまったエッシェンバッハのピアノを久々に聴けることだ。ましてやモーツァルトの協奏曲の緩徐楽章の中でも最も美しいK488の第2楽章。エッシェンバッハの繊細を極めたピアニズムがどのような音を聴かせてくれるか、期待に震える思いだ。問い合わせは03・3584・9999へ。


モーツァルト:キラキラ星の主題による変奏曲 K.265
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