『ノートルダムの鐘』7/7マチネ@KAAT神奈川 | 毎日がミュージカル♬舞台好きのつぶやき(第一章)〜完

毎日がミュージカル♬舞台好きのつぶやき(第一章)〜完

(第一章完了。現在は投稿していませんが、大切な記録として公開中です)
全力でミュージカルや演劇の世界を楽しんでいます。
そんな毎日の中で感じたこと、これまでの振り返りなど、気ままに綴っていきたいと思います。

2度目の鐘ベル

 

神様仏様娘様ラブラブのおかげで、前回とは違う、娘推しのキャストさんでーーーーおねがい

 

 

 

先月観た時のキャストさんは、岡村さんエスメ以外、私的にはちょっとイメージが違って、なんか、さらーっと観終わってしまった感じ…だったので、できればキャス変してもう一回観たいと思ってたキョロキョロ

 

でも、少し前からチケットは完売、お目当ての野中さんフロローも登板なし…これは、もう縁がないのかもって諦めてたショボーン

 

が、しかーしびっくり今週から、野中さんフロロー再登場ビックリマーク金本さんカジとの組み合わせあり!!

 

そして、何より、ここがポイント!!

娘がチケット1枚持っていた―ラブ

 

娘、もしかしたら、山下さんカジのデビューがあるかも…と、チケット抑えていたんだとウインク、結局、今週もお名前なしで、がっくりチーン

 

でも………はてなマークこれは、もう、無意識に、私の為に取ってくれていたチケットなのではないかということになり、ありがたく譲ってもらいましたーーー爆  笑飛び出すハート

しかも、娘、鐘は、椅子付き立見席取ることが多いのに、今回はちゃんと座り席照れ←これこそき~せ~き音譜

 

そして、もっと奇跡なのは、娘、その後、ひそかに公式さんポチポチして、完売のはずなのに、なんと同回の椅子付き立見席の戻りチケットゲットしてたーーーびっくりびっくりびっくり

 

ということで、またまた2人で、はるばる横浜まで、行ってまいりました電車地下鉄



いや、いや、いや、やっと、これぞ『ノールダムの鐘』っていうのに出会えたーーーアップアップアップ

 

久々のマスク水没汗汗汗カテコ7回を乗り越えて、トイレに駆け込むあせるあせる

 

 

メインキャラ全員の感情が手に取るように伝わってきて、素晴らしかった拍手拍手拍手


 

以下、ネタバレあります注意

3階席からだったので、オペラグラス様様でしたけど、劇場の作りのせいか、割と見やすかったです目


 

 

長ーくなりそうですけど、キャストさんごとの感想を…ウシシ

 

ベル金本さんカジモド…全身から、おどおどした感じとか、常に何かにへりくだってる感じとか、自分の境遇に対する諦め感とかが滲み出てて、しょっぱなから気持ち持って行かれたぐすんだから、エスメと”2人でいる”シーンの晴れやかなのびのびとした笑顔が、余計に際立って、初めて見せる幸せそうな様子音譜に、こちらの心がぎゅっとなって、それが一瞬だけのものだってわかっているから、余計に辛くて悲しくてショックその後も、ずっとくるくる変わる表情と細かなお芝居から、カジモドの心の動きがよーくわかって、後半、フロローに対する不信感と怒りを爆発させる場面で、大事な大事なエスメラルダを失った強い慟哭がこちらに突き刺さってきて、嗚咽をこらえるのが大変だったえーんえーん素晴らしかったです拍手拍手拍手

 

 

ベル野中さんフロロー…大助祭としての威圧感とかそら恐ろしさみたいのは控えめ、人間臭さありありのフロロー十字架

こちらも、細やかな感情表現がお見事で、冒頭の弟ジェアンに対する愛情が深めで、あぁ、弟と一緒に真面目に生きていきたかったんだな…っていうのが強く伝わってくるから、その後のカジモドに対する態度も、ジェアンへの愛と、身を持ち崩してしまったことへの憎しみが紙一重で行ったり来たりして、でもどっちかというとジェアンの息子だから、一緒に生きていこうっていう愛が強いように感じられたキラキラ

フロローもまた、カジモドと同様、小さい頃にジェアンと共に引取られて大聖堂にやってきて、家族の愛情や温かさを知らずに大きくなったわけで、他に行き場のないフロローにとっても大聖堂が聖域だったんだと思うし、そこで精進することで自分の居場所を確固たるものにしたかったのかなぁ…って真顔そこに不本意ながら迎え入れたカジモドは、皮肉にも唯一の肉親であるから、きっと厳しくしつつも、家族として二人、静かに暮らして行きたかったように見えたよぐすん

それなのに、エスメラルダに出会って、突然、自分の心に沸き起こった恋心に、戸惑い、混乱し、まるで小学生が好きな子に意地悪してしまうような稚拙な行動に出てしまうフロローショック権力を持ってしまっていたことが災いして、あんなことに…ガーン

「(エスメラルダが)死んだのか?」って、カジモドのところにやってきて確認した時、ホントにほっとしたような様子だったのが、なんか悲しくてね…人として未熟なまま、大聖堂の中の理屈で、自分を固めて生きてきた人なんだなぁ…って汗

だから、やっちゃいけないことやっちゃったのは間違いないんだけど、あんな最期は…ツライぼけー

 

『ノートルダムの鐘』って、一見、カジモドが主役に見えるけど、実はカジモドという存在を通した、フロローの物語だと思っていて、今回は、そんなフロローのバックボーンまで感じさせてもらえて、野中さんフロロー、観られて良かったほっこり

 

 

ベル佐久間さんフィーバス…台詞の言い方や歌い方に、ちょいとクセがおありになるけど、役の性格付けとしては、どストライクOK4年間の戦場生活で、メンタルやられちゃってるから、最初は鼻持ちならない、いやな感じだけど、エスメとの出会いに運命的なものを感じてからは、すっと真面目で正義感ある素顔に戻る感じ、良きキラキラ

で、ツボったシーンがあるんだけど、トプシーターヴィーの場面で、エスメたちの踊りに魅了されて、どんどん前に行って見てるフィーバス目ふと、フロローの方に視線を向けると、難しい顔で微動だにせず立っていて…それに気づいた瞬間、あ、いけね…とばかりに、フロローの横にピタっと静止、でも、また楽しくなってきちゃうんだけど、ちらっと横を見ると相変わらずフロローは無で微動だにしないので、自分もまたピシッと真顔私、そんな小芝居が大好物なので、ニヤけたほっこり


ベル松山さんエスメラルダ…明るくて、炎のような勢いがあって、まっすぐ前を向いて生きてる強いエネルギーを感じるエスメドキドキ男達が惹きつけられちゃうの、わかる気がするほっこり

フロローに向かって言う「どうして私なの?」が、こちらの胸に突き刺さって、苦しかったぐすん


ベル高橋さんクロパン…お芝居もセリフも歌も、強めではっきりしているから、ジプシーとしての生き様や誇り、しんどさなんかもしっかり伝わってきて、ジプシーチームの場面にメリハリが効いていたなぁキラキラ良き音譜

 



もちろん、アンサンブルさん、クワイヤの皆さんの安定感は間違いなく、全体として、とても濃密な2時間35分キラキラ大満足ドキドキドキドキドキドキ

 

7回のカーテンコール拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手でも足りない位、素晴らしかったアップアップアップ


カンパニーの皆様、そして娘様、ありがとう花束