岡田将生さん×黒木華さんの『ハムレット』を
シェイクスピアの4大悲劇のうちの一つで、有名だけど、ちゃんと観たことなかった

残りの悲劇『オセロー』は、昨年だったか、eテレで放送された、壇ちゃん×芝翫さんのを拝見

『マクベス』は、劇団☆新感線さんの『メタルマクベス』(これって内容一緒なのかな?)を映像鑑賞するも、途中でギブアップ
『リア王』は未見


『ハムレット』と言えば、私の中では、宝塚時代のまみさん主演の『うたかたの恋』という作品の中に、劇中劇として登場し、本役はハプルブルク家の皇太子ルドルフのまみさんが、ハムレットも演じてたのが印象的だった

思えば、その時から『ハムレット』ってどんなお話なんだろ?って、ずっと頭のどこかに引っかかってたような気がする

ということで、やっとこさ、お勉強として鑑賞って感じ

以下、内容に触れています。
ほぅほぅ

やっぱり4大悲劇だけあって、なかなかの泥沼

でも、音楽やセット、衣装は、現代っぽくて、とってもスタイリッシュだった

いわゆる、重々しさはゼロで、展開もスピーディで、さらっと観られた

ただ、セリフの量や語感はthe古典だから、なんとなくバランスが悪くて、とりあえず観て、とりあえずストーリーはわかった
ってな感じ

以下、気になったキャストさんの感想を少し
☆岡田将生さん(ハムレット)
デンマークの王子として、爽やかで、気品があって、若く美しく、魅力的なハムレットだった

ただ、これは、古典あるあるなのかもしれないけど、台詞を喋ってますっていう印象が拭いきれず、ハムレットの感情の細部がいまひとつ伝わってこなかった…
難しいよね、普段使わない言葉のオンパレードな台詞達
いっそのこと、台詞も現代っぽくしちゃえば良かったんじゃない
なーんてね




☆黒木華ちゃん(オフィーリア)
可愛かったー
おっとりほっこり、でも芯のあるオフィーリア、こんなに似合うとは思わなかった
って言うか、オフィーリアの人生、気の毒過ぎじゃない





☆松雪泰子さん(ガートルード)
ハムレットの母としても、王妃としても、品よく可愛らしく、素敵な女性だった

本作では、旦那さんである先王が亡くなっちゃったから、国の為に良かれと思って義理の弟とスピード再婚した風に描かれていたけど、もう一つの解釈に、先王殺しにも加担していた悪女というのもあるらしく、そっちの松雪さんも見てみたかったなぁ

☆福井貴一さん(クローディアス)
ダンディで素敵
だったんだけど、兄を殺し、さっさとその妻を我がものにし、何食わぬ顔で王位につく腹黒さみたいのが感じられず、終始、人の良さそうな紳士だったー


もうちょい悪な部分をチラ見せしてもらわないと、ハムレットの憎しみに共感しにくいかも…

他のお役も拝見してみたいー

これを観た後、ハムレットについて、ちょこっと調べてみたら、なんと、2014年にジョン・ケアードさんの演出、内野さん×貫地谷しほりさんで上演されてたー

NHK-BSさんで放送されたこともあるみたいだけど、今現在、オンデマンドにはラインナップされていない

でも、映像は残ってるってことだよね

観たいー
