前回からの続きです。




煩わしい……


煩わしいけれど



でも結婚した以上、最低限あくると息子を

養わなければ。


ここで嫁と子どもを捨てて自由になる選択を

したら、本当にクズになってしまう。



なんとか踏みとどまらなければ…!



そのためにも仕事では

早く出世して認められたい。


給料があがれば自由に使えるお金も手に入る。


あくるも俺を一目おくだろう。




家を建てたらそれなりに覚悟もできるだろう

と思い、家も建てた。



でもそれが逆に、更にプレッシャーになった。





理想と現実がどんどん乖離していくのを

感じた。



なにも考えたくなかった。



女と会う時間は現実逃避にうってつけだった。


何も考えなくてすんだ。


仕事のことも

家族のことも

友達や世間のことも



すべてから断絶された自分だけの世界。

(正確には不倫相手もいるが相手はどうでもよかった)




次第に夜はアルコールがないと寝れなくなった。

(不倫末期の頃は350ml×4〜5本毎日飲んでた)



そうこうしてるうちに、

あくるが自分で仕事を始めたいと言いだした。



自分で仕事を立ち上げて、楽しそうに

仕事をするあくるを見ているのが

しんどかった。



目標は俺の年収!

と張り切っているあくるを見て



あ〜

ついに俺から離れていくんだ

俺は捨てられるんだ

と思った。



こいつ、こんなに働いて

一人で生きてくつもりなんだな。



俺がいなくても立派に子育ても家事もしている。



もう俺の役目は終わった気がした。



もうどうでもいい。


何も考えたくない。


なにも成し遂げられない自分にうんざりした。




夫の葛藤はまだまだ続きます………



私はここまで聞いて

私の行動を全て逆に捉えられてることに

驚きました。



そもそも仕事を始めたのは、

息子に発達障害があり、息子のケアのため

在宅で時間に融通がきく仕事をしたかった。


それに


残業したくない

早く帰りたい


と毎日ぼやく夫が不憫で

夫の負担を減らしてあげたいと

思っていたからであって、

別れるためだなんて微塵も思ってなかったです。



なんか夫って病気?

というか

依存症?



思い込み激しすぎでしょ。