こんにちわ。

 

長崎県諫早市でパート事務員をしながら、 

冬のみ「焼き芋屋」をしております、アイモコイモです。

 

 

今年の梅雨入りは随分と遅いようですが、

皆様お元気でしょうか。

 

アイモコイモは今、絶賛シーズンオフ中です。

 

また冬に、美味しい焼き芋が焼ければいいなあ〜

と思っております。

 

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小包が届いた。

 

能登の叔父からだった。

 

 

ご存知の通り、

今年の1月1日、

叔父が住んでる石川県は、

大きな地震がありました。

 

幸い、

叔父一家に被害はほぼなく、

早い時期から金沢に避難していました。

 

 

能登半島の先端、珠洲は「過疎の町」。

 

被害状況をインタビューされているのは、お年寄りばかり。

 

たまに中学生が映ると、

「若い子もいるのか。。」と

びっくりするほど、ど田舎な印象のまちである。

失礼。笑。

 

 

労働力が不足していると言われる昨今。

 

まして、奥能登は本当に不便なところです。

 

最低限のインフラ復旧でさえ、

今年中は難しいんじゃないかと

私は勝手に思っていた。

 

 

「水道が復旧したから、帰ってこられたの。 

5月の下旬よ〜。

でも、ここら辺で無事に建ってるのはウチくらいかも。。」

 

小包のお礼の電話をかけると叔母が言う。

  

電話の2日前にも大きな余震があったばかりだった。

 

 

「心配ありがとう。。

でも、海のモノはいつも通りになってるから。笑。

こんなものしかないけど。。」

 

そう言いながらも

声がわずかに弾んでいた。

 

ちょっと私も嬉しくなる。

 

 

小包の中身は乾燥したワカメ。

 

簡素な袋にパンパンに詰められて、

飾り気のないラベルが貼ってある。

右下に小さく叔父の名前が微笑んでいた。

 

 

警察官だった叔父は、引退後の夢だった、

「なんちゃって漁師」をしている。

 

能登の海が大好きなのだろう。

 

海に出ることを目標に、

不安な日々を過ごし、

この先を生きる原動力としていたのではないだろうか。

 

 

早く観光のお客さんが戻るといいね。

また今まで通りになるといいね。

 

 

ワカメと一緒に送られてきた「柴舟」は金沢銘菓。

 

亡き姉(私の母)の好物を

さりげなく入れてくれてました。

 

 

来週はその亡母の一周忌(ちょっと早いけど)です。

 

ボーとしてる暇はない。

生姜煎餅(柴舟)のようにピリッとしなければ。