こんにちわ。

 

長崎県諫早市でパート事務員をしながら、 

冬のみ「焼き芋屋」をしております、アイモコイモです。

 

 

アイモコイモは今、絶賛シーズンオフ中です。

 

また冬に、美味しい焼き芋が焼ければいいなあ〜

と思っております。

 

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「このレモンすごく綺麗だね」

 

スーパーの野菜売り場エリア。

見ず知らずのおじさんが声をかけてきた。

 

70代くらいだろうか。

 

小柄で清潔感のある老紳士。

まさかナンパではあるまい。笑。

 

日照り続きの影響で、

葉物野菜は高額すぎて。

 

ため息をつきながら、

ゴボウを物色していたところだった。

 

レモンには気が付かいていなかったが、

斜向かいに置かれていた黄色は

確かにみずみずしさを放っていた。

 

 

「このレモンで焼酎を割るんだよ」

「あらほんと。キレイですね〜。

クエン酸はこの季節、

積極的に取った方がいいですもんね〜」

 

とか何とか。。

当たり障りない返事をしつつ、隣のレーンに移動。

 

「そのシメジもキレイだね。」

 

あらま、ついてきやがったぞ笑。

 

ここで覚悟を決める。

 

ならば、じっくり話を聞こうじゃあないか。

 

 

 

母ほどの年代の女性に話しかけられることはよくあるが、

男性は初めてだった。

 

 

スーパーから少し離れた場所に住んでいること。

仲間たちとのカラオケの帰りであること。

今日の献立のこと。明日の朝ごはんのこと。

最近の猛暑と、これからの野菜の産地こと。

例年の台風のこと。

 

そして、もうすぐ90歳になるということ。

 

嬉々として身の上話を展開する

おじさんの姿に

ふと、実の父の姿が重なる。

 

長崎から遠く離れた茨城に、

一人残している父。

 

まだ元気なので心配はしてないが、

人恋しくなったら、

こんなふうに誰かに話しかけてるのだろか。

 

迷惑をかけてないといいけど。。

 

そんなことを思いながら、

なかなか止まらない、

目の前のおじさんのトークを聞いていた。

 

 

巡り巡り巡り巡って。

こんなふうに、

誰か父の話を聞いてくれてるといいな。

 

でも、当の本人が人見知りだからなあ。。

どうかなあ。。

 

思いは尽きないが、それも人生だあね。

 

いつまでも

父がご機嫌でいられますよにうに。

遠く離れた娘は願うばかりである。