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日本のテレビ番組で

ジャワの女神の特集がありました

ご覧になった方もいらっしゃったと思います

 

ジャワ精神世界の撮影依頼って 

 

ジャワの海岸取材や王宮など

私も日本の番組をいくつも

お手伝いしたことがありますが

(もう20年以上前からですが)

 

バリ島から同行してきた

ベテランコーディネータ―が

ジャワのジョグジャカルタ市では

コーディネートできなかった

という歴史もありました。

 

特に、ジャワ神秘世界ですと

やはり文化を理解していることと

敬意を持たなければ難しいものです

 

打ち合わせで来た仕事人

バリ島に住むバリ人のコーディネータ―が

要求する(=撮りたい)映像を

いつもはおとなしいジャワのひとたち、

サイキックの氏や王宮関係者たちが

 

それはできない、

見せるためではないのでやれないね

 

と、いくつもの要求を静かにはねのけた

というカッコイイ過去があります(笑)

 

何故なら、

見たい、撮りたいモノは明確でして、

不思議な現象だけ見せてくれればいいんで

と言うそれ自体がもう

相当失礼なことだと

そこに気づいていないので

大体もめます。

 

彼らには彼らの大切にしている

ジャワの継承文化があって

その現象だけを切り取って見せる

なんてやってはいけないと。

 

自分たちの力でやれている

なんて思ってもいませんからね

(すべては神や天の許可の元で動いている)

 

 

要(かなめ)になるひとを知っている

というのもこの世界では重要でして

そこにたどり着くまで長年にわたり

周りの信頼を築いていけている

とも評価されるわけです。

 

 

 

  儀式の様子から

 

 

話を昨日の番組に戻します

 

私のいた世界からみたら

海の女神に捧げる儀式というものも

このような形で行うのは

見たことがないのですが

 

先日の番組からの絵です↓↓

このバロンという海岸は

ジョグジャからはかなり遠い海でして

私も行ったことがありますが、

車でジョグジャから 3-4時間ぐらいかな

 

静かな海の入江で、

現地人の観光地でもあります

大変のどかなところです

 

そして、漁港なので、

魚釣りの場所です

なので、釣り船がいっぱい

海に流すお供えものに、

生きたニワトリが縛られて捧げられるのは

少し疑問があります。

 

もしお供えにニワトリが必要としたら

それはもう調理されるはずなんですね

食事ですから、ちゃんと料理となって

捧げられるのが普通です。

(今までジャワで私の見聞きした儀式では)

 

 

さて、女神の部屋ですが、

ジャカルタからバリ島までの

南海の海岸沿いに建つホテルには

どのホテルも女神のための部屋があります

 

私も

ジャワ島のホテルは2つ行ったことがありますが

その部屋には彼女の日用品を置き、

花を置き、写真が飾ってあります。

(普通には入ることはできません)

 

番組の中に出ていた、

バリ島のホテルのこの部屋は↑

昔から聞いて知っています。

火事でもここだけ燃えなかったと

伝説にもなっています。

 

スカルノ元大統領の部屋

とも言っていましたが、

バリ島ですと王さまではなくて、

女神スカルノ前大統領との

関係になるようですね

これ私あまり詳しくないです

 

ジャワでは昔からこの女神は

王の妻として第一夫人で存在します

(ですから実際の妻は第二夫人となります)

 

 

  ジャワでの儀式をお見せします

 

 

さて、ここで

中部ジャワのジョグジャカルタ

海岸への正式な儀式スタイルをご紹介します

 

ジョグジャカルタの王は

ハメンクブウォノ10世と呼ばれますが、

その意味は宇宙の守り手

 

つまり、

王宮は宇宙の中心であり、

様々な秘儀の力を持つ聖なる空間

という存在です

 

そして女神はその王宮を守る王の妻

この王宮から

海の女神に捧げる儀式は行います

 

王さまは 同行しません

お付きのひとたち、王宮に仕えるひとたち

みんなで一斉に出発します

 

海での儀式を終えますと、

何か所かお供えをするところを回り、

メラピという山へも行きます。

そこでもお供えをします。

地図で見ますと、

海と山を結ぶライン上

ジョグジャの王宮は建てられています。

(もちろん計画的に)

 

この儀式のプロセス映像もあるので

下↓にリンク貼っておきますね

王宮のYouTubeです。

儀式の模様が見れます

 

女神のために

王さまはバティックの布を入れたりもします

これらは王様が自分でお使いのバティックです

 

 

  女神に捧げる海岸への儀式ビデオ

ではここでいくつか 映像ビデオをご紹介しますね

 

■まず女神への儀式模様のビデオ

 

この映像は数年前、

感染騒ぎ前の儀式模様です

 

儀式の流れを網羅しています

海だけではなく、捧げるべき聖地、

山での儀式などもすべて収録しているビデオです

12分くらいの映像です

これは王宮のYouTubeからです

 

 

■その2 最新の女神への儀式ビデオ
 
そしてなんと今年の儀式の模様
つい先日アップされたところです
 
↓↓↓
 
17分ほどあります
 
お供えするものを
読み上げて見せる場面も。
通常、王さまの持ち物や

髪や爪なども切って入れているのです

 
そしてこの映像の最後のほうで(14:30~)
女神の海岸でお供えを海に入れていくそのとき

打ち寄せてくる波が次々と高くなっていくのが

わかりますかね。危ないくらいに。
 
見ているひとたちも濡れて騒いでいますが、
ここには意味があります。

女神が、王宮からのお供え物を受け取るとき、

次々に波が押し寄せてきて、

贈り物を沖までどんどん引っ張っていきまして

花は海岸に引き上げるように置いていきます

 

その花の束を庶民たちが拾っていきます

(皆さん大事に持って帰るの)

 

それらの流れから、この映像を見た限りでは

今年のこの儀式はちゃんと

女神の宮殿に届いたのだな

というのがわかります。

 

 

これらのビデオにいつもいる

腰に短剣を下げて颯爽と歩く青服のひとたち

王宮に仕えているひとたちですが

誇りをもってこの行事に従事しています

よく見るとさ、ただのオジサンやお爺さんですが、
これがえらくカッコよく見えるんですよ(笑)
 
誇りをもって大切なもの(王)を守る姿
というのはこういうことですよね。
これは本来の武士道に繋がるかも。
 
 

■その3 私が作った女神のビデオ

 

ビモ氏たちと制作した海の女神ビデオです↓↓

この世界を違う角度から感じてもらえます。

 

説明部分に日本語訳も書いてあります

かつては王宮から海に続く長い地下道がありました

↑↑↑

皆さん、これもついでに見てくださいよ!(^^)/

 

 

  女神の存在は何?と問うと、

 

 

先日のテレビを見た方は、

これが同じ女神の話か?

と思うかもしれませんが、

南海の女王 / 海の女神の捉え方は

そのひとの位置でも違うものです

 

ジャワの精神文化を

精通しているビモ氏に

聞いたことがあります

 

■女神の存在や神話というのは

ジャワ人のあなたにとって何?

 

椅子の背、かな


その真意は、

 

もし ないとしても、

生きていられないわけではない、

しかし、あればホッとできる、

椅子の背が 背中を支えてくれるのと同じく、

安心して座れて、そして、

立ち上がって前へ進んでいける

 

 

なるほど

 

 

以上がジョグジャカルタでの

女神と王宮の神ごとの世界といえます

 

私は、あくまでも

王宮の流れをくむこの世界が

長年のジャワで見知った世界なので

そこに敬意を表しながら

今という現代の中に

海を越えて 形を残してみたい

これRedDoorの挑戦でもあります。

って、そんな大袈裟なものではないですけどね(大笑)

 

 

参考ビデオ 上記と同じです

 

 


 

それより 

これアップしようと思っていて

すっかり忘れていました

この間 現地から写真が届いて↓↓

ほら使っているわよ♪

と写メを送って教えてくれました

嬉しいです♪