どうしよう。
さっきから、ドキドキが止まらないの。
並んで歩く先輩。時々私を見詰める目が、なんだかとても優しくて。
恥ずかしくて、言葉が出ない。。
私、ずっと先輩の事、気になってました。
でも、先輩はきっと、私みたいに背がちっちゃくて、
真面目ぶってる女の子は好きじゃないんだろうなって。
半分諦めてたから。
だから、今日、誘ってもらった時は、すごくびっくりして。
すごく嬉しかったの。
「俺といて、楽しい?」
「はいっ。もちろんです」
「相変わらず、堅いねw」
「え・・そ、そうですか?」
「緊張してるの?」
「いえ、そんなことないですっ」
楽しそうに笑う先輩。
ほら、睦。しっかりして。
もっと笑顔で。先輩に可愛いとこ見せないとダメ。
せっかく誘ってもらったチャンス、生かさないでどうするの。。

「あ、先輩、あそこが入り口みたいですよ!」
思いっきりの笑顔を見せて、遊園地の入り口を指差す。
初めてのデート。先輩とふたりきりの遊園地。
どきどきに、わくわくが重なる。
「睦ちゃん、あのさ・・」
「はい?なんですか、先輩?」
「その、先輩っての、止めない?」
「え・・?」
「名前で呼んでいいよ」
「な、名前ですかっ」
うわぁ。大胆な先輩。
名前で呼び会うなんて、それはもう・・アレじゃないですか・・。
でも、でも、嬉しいです。
どうしよう・・。
「はい・・」
小さな声で頷く。
「それじゃ・・○○さん」
嬉しそうに笑う先輩。
「○○、でいいよ」
「え、それはいきなり・・すぎますよ」
「ははっ、照れてる睦も可愛いね」
「・・もうっ」
ヤバイ。どさくさにまぎれて呼び捨てにされちゃった。
ドキドキがとまらない・・でも、なんだかすごく嬉しい。
でも、でもやっぱり、私は先輩・・いえ、○○さんを呼び捨てには・・。
「私、歳下だし。それに、○○・・さん、尊敬してます。だから・・その」
「ははっ。いいよ。睦の好きな呼び方で」
手を差し出す先輩。嬉しい。
ぎゅっと握り返して、上目遣いで笑顔を見せる。

「あ、プールはこっちだね」
遊園地の中のプール。初めてのデートなのに、めっちゃドキドキ。
「水着は持って来たよね」
「はい・・」
恥ずかしくて、声が小さくなる。
「じゃ、後で合流しようね」
そう言って、男子更衣室に向かう○○さん。
待たせちゃ悪いよね。私も急いで着替えよっと。
~~~
水着姿。ちょっと、いいえ、かなり恥ずかしい。
でも、先輩、じゃなかった、○○さん、すごく嬉しそう。
喜んで貰えて嬉しいな。
「睦、水着姿も可愛いね」
「もうっ、恥ずかしいです」
「ほらっ」
そう言って、水を掛けてくる。
「きゃっ」
もう、お返しなんだから。
「えぃっ、えいっ」
「うゎっ・・あはははっ」
「えへへっ」
楽しい。すごく楽しいな。
先輩とふたりきり、ずっとこのままの時間が続けばいいのに。。

楽しい時間って、あっと言う間に過ぎていく。
プールを出ると、もう夕方。
疲れたから、ふたりでベンチに座って休憩。
「なんか、喉渇いたね」って○○さん。
「うん」
そう、こういう事もあろうかって思って、ちゃんと用意してたの。
鞄をゴソゴソ。
「何してるの?」ってカレ。
「えへへっ」って私。
大好きな人が傍にいるから、自然に笑顔がいっぱいになる。
「はいっどうぞ!」

「おっ!」
「どうしたの?」
「今日一番の笑顔・・睦、めっちゃ可愛いよ」
「え・・っ も・もうっ♥」
夏の夕方。
木陰の風が涼しくて。
そう・・。
大好きな人の笑顔が一番嬉しいから・・
あなたの為に、私、もっと可愛くなりたい。
★★★★★
ガールフレンド(仮)の鴫野睦ちゃんをモチーフにして、ショートストーリーを作ってみました。
睦ちゃん(むったん)は、私余り持ってないので、画像は全てガール名鑑から持って来ました。
もしかしたら、皆さんのむったんのイメージとはちょっと違うかもしれません。
高校時代。
私にも憧れの先輩が居ました。
その頃をちょっとだけ、思い出しながら。。
私なりに、むったんになってみました。
女の子は、きっと誰でも・・
好きな人が出来たなら、その人の為に、可愛くなりたいって思います。
だから、可愛いって言われるのは、すごく嬉しいんです。
もちろん、私も、むったんもね♥
~あい