2つ歳下のあなたは、もじもじしながら・・
あなたのパパの後ろに隠れて、覗き込む様に私を見てたね。
ねえ、パパ。あの子はだあれ?
私も私のパパの後ろで、あなたを見て、パパに聞いたの。
金髪の青い目の女の子。
まるでお人形さんみたいに可愛かった。
お互いに言葉がわからないまま。
でも、お互いに興味を感じて。仲良くなるのに時間は掛からなかった。
お兄ちゃんに連れられて、浜辺に行って遊んだよね。
小さな池を作って、お兄ちゃんがその周りに砂の砦を作ってくれた。
浜辺で見つけたヤドカリを池に放して。
綺麗な貝殻を拾って、砦のお家を飾り付けしたね。
潮が満ちてきて。
砂の砦が波の攻撃を受けて。
住人のヤドカリ達を守ろうと、ふたりではしゃぎながら防御したっけ。
最後がどうだったのか・・もう記憶が掠れてる。
でも、ものすごく楽しかったキモチだけは、今でも鮮明に覚えているの。
涼しい縁側で、並んで食べたかき氷。
お水のお風呂で裸んぼで遊んでから・・一緒に並んでお昼寝した、夏の記憶。
あなたはいつの間にか、私より背が高くなって。
スタイルの良い美人さんになったね。
でも、カタコトで話す日本語は、あの頃と同じ様に可愛いくて。
親戚の人に、まるで姉妹みたいだって言われると、すごくうれしい。
外見は全然違うけど、心はほんとの姉妹以上に通い合っているって思う。
そう、あなたは、私の大切な妹なの。
どんどん、日本が好きになるあなたのために。
私も、まだあまり知らない日本だけど、もっと沢山の素敵な日本を見せてあげたい。
ふたりで。
素敵な日本を探しに行こうね。

~2016年8月 あい