36歳のグレイシーと13歳の少年、ジョーの情事がバレて実刑となった。
獄中で出産をし、出所後に2人は結婚。
23年後、事件の映画化が決定し、グレイシーを演じるエリザベスが役作りのため2人を訪れる。
事件は実話だそうです。
23年後の環境は実際のことなのかフェイクなのかわかりませんが、事件後も住み続ける2人にビックリ。
それを受け入れる街の人たちにもビックリ。
そしてグレイシーも元家族も存在して、フレンドリーではないけれど交流があることにビックリ。
エリザベスを演じたナタリー・ポートマン
女優が女優を演じるのは難しそう。
役作りの為に、こうやって実在する人物をつきっきりのように取材するのかなあ。
(痩せたなあ、顔のコケ具合に少し驚く)
グレイシーは難しい人ではないかと思った。
自分の思い通りにいかないと癇癪を起こす。
娘のドレス選びにも意地悪な言動をする。
大人になれない子供。
ジョーは大人に見えたけど、息子の前で(大麻の影響もあるけど)子供のように泣いてしまう。
結局は事件後、関わる人が少なくなって(親と事件の話もしなかったそうだし)、大人になれないまま育ったのではないか。
そんな風に思った。
思ったのですが、最後グレイシーとエリザベスは本心を隠すようにサングラスをかけた姿で会話をする。
そこで現れる本当のグレイシー。
グレイシーの怖さもだけれど、演じたジュリアン・ムーアの怖さ。
さすが二大女優の共演ですね。