4級取得レッスン3日目(5-6鞍目)
本日も2鞍やる予定でクラブへ。
前回までの悪夢が頭をよぎり、
なかなか家を出る気が出ず、
ややローテンションで向かう私…
小さい頃、キライだったピアノ教室へイヤイヤ通った苦い過去を、ちょっと思い出しました
果たして今日のお相手は…
クラブハウスに今日の馬を確認に行きますと、
あれ?
自分の名前の横に馬の名前が書いてない。
クラブの指導員の方が来て、聞いてきます。
「前回までの馬は、どうでしたか?」
このクラブで、たかが20鞍しかやらないのに、
動かない難しい馬に乗って無駄な時間を潰すのは嫌なので、
「動かないです。継続しないです」
と、はっきり言いました。
もっと簡単に動く馬、だせよ、と。
(若い人は、こーゆう時、言えないんだろーなーとつくづく思います)
「んー、でもあれは比較的動く方なんでー、んー…えーと、えーと…」と表を見つめて代わりの馬を探しているようですが、
出てこない。
なんか、困っているのが可哀想になったので、結局、別にいいですよ、と言ってあげ、同じ馬に乗ることになっちゃいました。
今日は今までレッスンしてくれたオーナーはご用事でお留守みたいで、
違う指導員♂の方が教えてくれるようです。
「自分、準備してきちゃいますね」と先に馬房に向かい、今日の指導員の方は馬装までやってくれました。
「少し下乗りしますね」と私が入る予定の馬場より、広い馬場で約10分下乗り。
その後、小さな丸馬場へ向かいました。
この1鞍も、前回までと同様、
速歩、駈歩は入るものの、馬場の1/6しか継続せず、私のイラつきも
今までの4鞍(2日分)が追加され、最高潮となってしまいました。
このクラブへ体験で来て乗らせてもらって、
私の技量でも動く馬がいることは分かっているのです。
もう、それ出せよと本気で思い、
「私、この馬嫌です(そっちがいくら良い馬だと言っても)。私とは合いません。体験で乗った馬に乗らせてください。」
と言って、もう、嫌だ、という意思をハッキリ伝えました。
そうしたら、
「あれは、同じ時間に指名(的なやつ)が入っているから、出せないんですよ…」
ですと。
「私がもう一度乗って調子上げますから、そうしたらそこでもう一度乗ってみませんか?それで駄目なら、次の回は違うのにします。」指導員は相当困っています。
結局、この指導員の下乗りむなしく、
何にも変わらず、
次の回は違うのを出させることに成功しました。
てか。
この指導員の走らせ方に、私はやや疑問を感じました。
調子上げるために、少し駈歩もスピードを上げて走らせていたのですが、
ガンガン手綱で走らせていました。
そーいう走らせ方もあるのでしょうが、
今の私は、『手綱はへその位置』でなければいけないのです。
私と同じ条件でやってくれないのは、卑怯です。
そんなら、その走らせ方、私にも教えてくれよ、って思いました。
もはや、指導員にもムカつきつつ、
馬チェンジの間、私は休憩を取りました。
自分が下手なくせに文句つけて、
次に自分が乗る馬の準備もしない…
もはや、私出禁レベルの客かも、
とは思いましたが、
あまりのムカつきに、もはやどーでも良くなっていました。
ヘルメットとプロテクターがやたら暑いのも、よけい私をイラつかせる原因になってました。
ウエスタンなら、Tシャツ、ノーヘルで
めちゃくちゃ身軽なのに…ちきしょう
喉を潤していると、
近くに違う指導員♀が来て、
「あれ、全然(*_*)ですか?」
「はい」
「あれ、普段障害やる馬なんで、むしろ1ランク上の馬なんですけどね。」(←私にはどーでもいい)
「ホントは、初心者の方でも動かせる馬がいるんですけど、ある程度やってた、ってのお話だったんであれになってるのかもしれないですね。」
…おーい…1回で見抜けよー………(_ _。)
「一応、違うのを用意したんで」
と言われ、
2鞍目は違うサラブレッドが用意されました。
指導員♀が2鞍目は教えてくれるようで、
さっきの指導員♂より明らかにベテランなので、それにも期待が高まります。
馬も下乗りを見る限り、やる気マンマンです。
股がった瞬間に、
馬体がふっくらしていて、
簡単に脚が届くのがわかります
これだよ、これこの感触
いとも簡単に速歩に入ります。
私が多少姿勢を崩そうとも、ばっちし継続してくれます。
念のために長鞭を持たせてもらったので、
そのせいも多少あるかとは思いますが、
俄然馬の元気を感じます。
駈歩も、速歩での巻き乗り、手前変換も難なくこなします。
常歩からの駆歩発進も出来ました。
速歩からの、一度常歩、で内方ひきーの、外方脚ひきーの、です。
手綱はピンとしてる時に有効。
「十分走れてますし、これなら4級は全然簡単に大丈夫だと思うんですけどー」
さっきの『全く動かせない私』と
今の『4級余裕で受かる私』
もはや、どっちが真実なのやら…
やっとこさっとこ、
レッスンらしいレッスンが出来て、
ようやく少し満足しました。
ていうか、
馬もそうですが、
なんかこの回教えてくれた指導員♀が一番分かりやすかったです。
説明してることが耳に入る、というか…
他の指導員の方は、
言ってることはもっともなんですが、
なんか『駈歩の出し方』『速歩・駆歩が止まってしまう理由』を熱弁していて
そんなん、理屈は本読んでとっくに知ってるよ、って感じになります。
だから、当たり前の事過ぎて、
ブログにも書くほどの事ではないと。
この指導員♀からの指導は
『常歩の時は、ぽんぽんと横から蹴るだけ』
『速歩からは、下からぐーっとです』
長鞭を縦に私の体に当てて、
『まっすぐの姿勢(肩とかかとが一直線)がこのライン』とか、
『頑張って胸を張りすぎず、普通に上から糸で引っ張られてるくらいの自然な背中』
『開き手綱は使わずに内方をちょっと上げる&外方脚使うで輪乗りになる』
『鞭に頼らない。鞭で走らせるのではなく、鞭は、蹴りが作用するように、教えるもの。蹴りと同時。鞭単品では使わない』
『コンタクトを感じて』など。
まあ、馬が動いてくれたからこそ、
この指導も意味がわかったのでしょうが、
指導員との相性も、ありますよね。
教習所と同じで。
何はともあれ、
残り日数をここで過ごすのに、
乗りきれそうな馬と指導員は見つけたのが救いです。
でも、このサラブレッドさん、
最後の手入れで、ゴム製のブラッシングがキライみたいで、
くそほど暴れてました。
そこに、この指導員♀が
馬の腹に膝蹴りをかまして黙らす、っていう…
「馬は、怖がったりするとナメた態度を取る(イヤイヤする)から叱ってくださいね」
って言われたけど、
膝蹴りする勇気は、まだ無いです…
膝蹴り平気でカマせるほどの馬が扱いの達人になりたいのか、
3級以上の人は膝蹴りなんて普通に余裕でカマせるもんのか…
またいろいろ疑問が胸の中をぐるぐるするのでした…
あと、
この指導員♀に拍車はあった方が良いのかを聞いてみました。
これまでのレッスンで動かない馬にムカつきすぎて
ブリティッシュはやっぱりもうやめよう、と8割方思っていた自分がおり、
もう今後はやらない可能性が高いからこれ以上お金はかけない。
と、拍車は買わないつもりでいたのですが、
「4級位ならいらないですけど、あの馬とか(例の動かない馬)なんかは、拍車があると、動かすの楽です笑」と言っていたので、
たかが3千円、家に帰ってソッコーでネットで買いました笑
だって、絶対にまだあいつに当たるもん。。。。
むしろ、最初の話だと、試験あいつって言ってたし。。。
4級て、部班なんですよね?って聞いたら、
「一人ですよー」と言っていたので、それもあります。
この前の先生は、「一人では動かせなくても、前の馬が入れば着いていくと思うからね~」と言っていたのに、話がチガウ・・・
まぁ、3千円なんで、あれば動かすのが楽だし、
部班でも一人でもどっちでもいいです。
さぁ、買ったからには、この拍車でアイツをギャフンと言わせてやるぜ
みてろよ