なんといっても、クレヨンしんちゃんで欠かせないのは、みさえ。そう、野原みさえ(29)である。この声を実に31年全く変わらずに担当し続けているのがそう「ならはしみき」さんなのだ。


みさえといえば昔はかなり乱暴だった。まあしんのすけの口悪いところもあったのだが😅、すぐに気に入らないと「げんこつ」や「グリグリ」は当たり前。もっと酷いと尻叩きやビンタもしていた。さらに早とちりで子供っぽく、他人のミスには厳しいが自分にはとことん甘い主義。まさに酷いと言われても仕方なく、みさえはひろしとは違って何故か理想の母親には全く選ばれないのである。


まあここまでだと良くないことしか列挙していないのでおいおいと思う人が多いと思う。しかし!

そんなみさえを31年もやっているからこそ、私は知っている!

いい!とってもいい!みさえのシーンを!!


その代表例が「オラのクツが行方不明だゾ」(2017/1/13)である。

しんのすけのクツが片方だけ、しかも通園中に2回も無くなっている。そんな中みさえは調べていたらある女性の家にたどり着く。そしてその女性の庭にクツが落ちていたというのだ。みさえはすぐに謝った。その後、女性が「何故息子さんはそんなことを?」と訊いた。するとみさえは「詳しくは分かりませんが……」のあと、女性の顔をみてすぐに「詳しくは分かりませんが、大体わかります」と言ったのである。


この大体のシーン説明ではわかりにくいかと思うが、ポイントは「詳しくは分かりませんが」の部分。2回同じ文章を言っているのだが、声色が全く違う。1回目は本当にわからない感じなのだが、女性の顔を見る→美人だと思う→まさかアイツ!となり、2回目の「詳しくは分かりませんが」になるのだ。この間わずか数秒。しかしならはしみきさんはこれを声色を変えることで見事に演じているのである。これはならはしみきさんにしか出せない技である。


あとならはしみきさんはタイミングや間の取り方が完璧なのだ。こちら見ている側がドキドキしちゃうような間の取り方で緊張感を演出することもできる。これぞ、みさえを31年やっているからこそ成せる技である。

特に2023年2月4日(土)ごご4時30分~放送 ミラクルな母ちゃんだゾではかなりの間といいタイミングといい、驚かされたし、さすがだなあと思った。


やはり、ならはしみきさん

最強だ。

みさえの代わりなどいないし、ならはしみきさんの代わりもいない。

もうならはしみきさん🟰みさえである。

太鼓の達人の和田ドンやちびまる子のみぎわさんの声も担当しているならはしみきさんなのだが、みさえの声は間違いなく地声。本当に自然な声や雰囲気でやれているからこそ続いているんだろうと思う。

ならはしみきさんは、先日のしん次元舞台挨拶で「声の続く限りやらせていただきます」と!

嬉しかった😊😊😊😊😊


ならはしみきさん、これからもよろしくね。

色々あるけどよろちくび〜!(げんこつ