少し前になりますが、20年前の若かりし頃、良く行っていた渓に行ってきました。

同行者は昨年知り合った「山が好き海が好き」さん(以降;山さんとします)。

 

 

山さんはその渓の近くにお住まいなので、渓の名前を行ったらよく知っているとのこと。

昨年は、あまり良い思いをしなかったとのことでしたが、何分にも渓相がよく五葉ツツジが満開であれば、もう別世界、素晴らしい場所です。

ヤマメは数匹でもいい、そこの空気が吸いたいと出向きました。

 

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土曜日、朝一から入る予定でしたが、雨足が強い天気予報だったので、夜のうちに日曜日に変更してもらい、土曜日は雨が上がるタイミングで午後到着しました。

 

早速、山さんと再会し、近くの渓でウォーミングアップ

雨があがった直後なのに、お目当ての渓には先行者が・・

2本目も先行者、でもその下流をやってみようと、本流との出合いを目指して歩きます。

 

本流は、濁りが入っていてルアーではギリギリ、竿を出してみるも反応なし。

早々に切り上げ、支流に入るとすぐに意外に狭い。

 

 

山さんはベイトタックル、私は53“のいつものバンブー

私は、ベイトタックルの釣りを見るのは、今回が初めてであり興味津々で見てみると、

山さんの腕が良いからでしょうが、タイムロスなしで次から次へとキャスト!!

それも狙った場所にスパッと

私の3倍の速さで釣っている感じになります。

ベイトタックルは、一回使うと手返しの良さからやめられないというのには、うなずけます。

 

 

短い距離でしたが、お互い数匹のヤマメに挨拶し終了。

 

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その後、山さんの行きつけのラーメン屋さんへ

席に着くとお店の人たちに「竹さん、いらっしゃい」と言われ、何事だ?と目を丸くしていましたが、どうやら今日案内することを伝えていたようです。

家族経営で愛想もよく、奥さんも美人さんで・・

いや、スープの旨さったら、私の中で一番の美味しさです。今までに経験ない絶品です。

流石、山さんの行きつけのお店です!

 

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その晩は、久々の車中泊

堤防脇のスペースに車を止め、増水で少し大きくなった川の音を聞きながらの車中泊です。

一定のリズムで流れる川の音は、耳鳴りを相殺するようで気にならなくなり、ぐっすり眠れるようです。

私の場合、還暦祝いに耳鳴りをもらってしまい、眠れなくはないですが気になると思ってしまうと気になるという厄介な状態です。

 

そんな状況なので、外の川の音とカエルの鳴き声(カエルは本当はいらない)を聞きながら寝ることにしました。

 

窓を閉めると、音が小さくなってしまうので、相対的に耳鳴りと相殺できないので窓は少し開けて寝ることにしました。

 

でも、やはり・・

いつの間にか、蚊が入ってしまい指を刺され、薬を塗り、の繰り返しで、さっぱり眠れませんでした。

 

蚊取り線香があったので、それで追っ払うのも手だったのですが、面倒なのでやらず、一匹の蚊にこちらがやられてしまいました。

 

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さて、本題の渓

上流の車止めに山さんの車をデポし、私の車で下流の入渓地点へ行き支流を下ります。

支流の流れが、結構な水量で本流は、遡行が厳しいかも・・なんて思いながら本流に着くと、15cmくらいの増水で済んでいるようです。

 

 

私は、66“のバンブーでFF、結んだフライは#14パラシュート

山さんは昨日と同じくベイトタックル

 

一応、ドライを結んでは見ましたが、5時の時点でライズはあるはずもなく、ヤマメも完全無視のようなので、10時ごろになるまではウェットフライで釣ることにしました。

 

ティペットは1号にしたかったのですが、ないので1.25

フライは少し大きめの#12、黒いやつでノーネーム

山さんによると、時々追っては来るけれども、食いが浅く針掛かりしないとのこと。

でも、山さんほどなくヤマメをキャッチ

 

そして私にもヤマメがウェットを咥えてくれました。

 

 

大体の魚の着き場が分かったので、いそうもないポイントは飛ばして遡行します。

とは言っても、水が多いので段々ポイントは白泡でつぶされているので、平水の時再度きたいくらいです。

 

今回の工程の半分くらいまでは、段々ポイントは主でしたが、中間地点より傾斜も落ち着きヤマメや時にイワナが顔を出します。

 

 

このヤマメは小さなプールの水面下にいたもので、山さんがルアーを流すと一度追っては来るもののその後は、知らんぷり。

見ていて、これはウェットなら咥えるかも知れないと思い、選手交代。

私が上流から、投げて水面下をスイングすると、一発でガブリと食ってきました。

下流から、ドライを投げようかとも思ったのですが、ウェットで正解でした。

 

 

今回のヤマメは上流から投げてのスイングでしたが、今日はほとんどが上流へ投げてのウェットの釣り。

確かに、ドライは面白いですが釣れなくてはやはり意味がないと思うので、ウェットもお勧めします。

ニンフは間違いなく釣れるでしょうが、ウェイトを入れたニンフやマーカーを付けるとキャスティングがやりずらくなり、釣っていてつまらないと個人的には思います。

まあ、人それぞれ、好きな釣りをすれは良いわけですが、余計なお世話でした。

 

そんなこんなで、山さんも私も数を伸ばし、綺麗な水と空気に充分に浸り、久々の渓を満喫することができました。

 

 

ただ、もうこの渓はいいかな~というのが率直な感想です

石も大きく、遡行しながらの昇り降りは、小石の渓相と違い疲れた^^

もう歳です!