基本に忠実に着付けをすること | 腰紐1本で着付けができる 横浜・愛昌きもの学院長のブログ

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つれづれなるままに…

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先日、別の業界の方と話をしていて、
その業界も仕事をする上で
一番大事なことは、基本に忠実になること、
とおっしゃっていました。

そうなんです。
着付けも全く同じ!

基本を忠実に行うことが一番大事なのですが、
日頃、生徒さんに教えていて、
これがみなさん本当にできなくて
苦労されています。

言われた通りに言われたことを真似る。

私が着付けを教えてもらったとき、
もう先生の手の動き、体の動き、
全てをくまなく見て、
全てを真似をしようと思いました。

そのおかげで、きっちりと身につけられたと思っています。

さて、昨日もそんな生徒さんとの
やりとりに大笑いしてしまいました。

帯締めを締めているときに

「ここにこれを通すから、こうやってちょっと隙間を作って緩めてあげないと通らないから…」

というのですが、もう全然締まらないのですよ。

「だから、緩めちゃダメですよ」
「緩めなくちゃいけ入らないとから」
「いや、入るから!
   緩めるって思ってるから締まらないんでしょ。  しっかりしめるって思わないと締まりませんよ」

もう、漫才のようなやりとりになりましたが(笑)

勝手にこうしないと結べないとか
思ってしまうんですね。

そう、自己流になるんです。

そんなこと一言も言っていないし
教えていることと真逆なのにね。

そのくらい、言われた通りに行うことって
なかなか難しいのです。
そして、それができるようになるには
自己との闘いになるのです(笑)


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