柾鷹(・・・どうしよう・・・)
と、柾鷹は考えてる内に足が自然と
歩いてきた方向に足が動いた。
そして1つ外れた脇道を走り出した。
柾鷹(・・・あの状況で何もできるかよ・・・)
そうして柾鷹は違う道から逃げるように家に帰った。
後日、柾鷹は家庭教師の美香に
自分の進路を相談し、推薦入試を受けることを決意する・・・。
そして季節は12月を過ぎ、
新しい新年を迎える・・・。
柾鷹(・・・いよいよ今月は推薦入試か・・・)
柾鷹は自宅の自分の部屋で勉強しながら考え込んでいた。
柾鷹(・・・もう10日もないもんな・・・)
内心、柾鷹は焦っていた・・・。
柾鷹(・・・でも・・・やらなきゃな・・・)
再び手を動かし、勉強を進める。
そして推薦入試前日・・・。
学校・・・。
柾鷹は朝のホームルームで教壇の前に立たされていた。
1人ではなく、朋美を含む数人のクラスメイトと共に。
近藤先生「みんな!彼らが明日このクラスの先陣を切って
入試に向かう!!」
近藤先生は気合が入った喋り方だ。
近藤先生「いずれみんなも彼らと同じような状況になる。
まずは健闘を祈ろうじゃないか!
先生も共に受けるぞ!!」
近藤先生は拳を自分の前で握った。
柾鷹(・・・あんた受けないだろ
・・・何でもかんでも言えばいいわけじゃ・・・)
柾鷹はあれこれ考えていた。
そして教室に拍手が沸き起こる。
すると・・・。
朋美「鷹くん、頑張ろうね。」
隣に立っていた朋美が柾鷹に話しかけた。
柾鷹「え、う、うん。」
久しぶりにお互いが目と目を合わせた。
柾鷹「・・・。」
柾鷹は何か救われた様に感じていた・・・。
こうして朝のホームルームは終わっていく・・・。
入試前夜・・・。
柾鷹は家で美香と電話をしていた。
美香「いい?柾鷹くん。
ちゃんと勉強してきたんだから自信持ってね。」
柾鷹「は、はい。」
美香「ほら~、自信に満ちてないよ~。
学校の熱血先生見習わなきゃ?」
柾鷹「いや、あれはどうかと・・・。」
すると自然に柾鷹に笑みがこぼれる。
美香「よかった。でも今日は早く寝て体調を整えるんだよ。」
柾鷹「はい。」
美香「柾鷹くんならきっとできるよ。
あたしの最初で最後の教え子なんだから。」
柾鷹「・・・。」
美香「こら~。沈黙しな~い!
でも今後バレエでは教え子とかできちゃうかもね。」
柾鷹「頑張ります。」
美香「うん。頑張って、きっとできるから。」
柾鷹「はい。」
柾鷹は美香から激励を受け、
明日の入試に向けてモチベーションが上がった。
・・・そうして美香との電話が終わる。
柾鷹は自分の部屋の布団に入り、眠りにつこうとする。
柾鷹(・・・あれだけやったんだ・・・きっとできるはず・・・)
そう自分に言い聞かせ柾鷹は眠っていった・・・。
そして翌日・・・。
推薦入試の朝を迎える・・・。