その後、柾鷹は家にいるのが嫌になり、
地域にある大きな公園に来ていた。
柾鷹「・・・。」
チャマ「いたいた、お~い柾鷹。」
そこにチャマがやってきた。
チャマ「何だよ。急に呼び出してサッカーでもしようって?」
柾鷹「いや、何かさ、体動かしたくなって。」
チャマ「それはいいがお前・・・。ボール持ってないじゃん。」
柾鷹「忘れた。」
チャマ「忘れたってお前な・・・。お前・・・目のトコ少し腫れてない?」
柾鷹「そ、それより祐平は?」
チャマ「あ、あいつにも連絡したけどさ、
どうやら家族で旅行に行ってるみたいなんだよな。」
柾鷹(・・・家族で・・・)
チャマ「どうやら俺ん家も、お前ん家も予定なさそうだな。」
チャマは遠い目でどこかを見ている。
チャマ「で、何かあったんだろ?用件は?」
柾鷹「え?」
チャマ「そりゃそうだろ。サッカー部だった奴が
サッカーしたくてボール忘れたって問題だろ。
俺はテニス部でサッカーボールは持ってねぇ。」
チャマは自信満々に答えた。
チャマ「この前の新開とのことか?」
柾鷹「それは・・・。」
チャマ「気にすんなよ。アレはしょうがねぇ。
エミリーとかいたしな。」
柾鷹「・・・。」
チャマ「まっ、何があったかわかんないけど少しは元気だせよ。
お前らしくないぜ。」
柾鷹「あ、ああ・・・。」
チャマ「まだ夏休み残ってるしさ、気分変えようぜ!
俺ん家でゲームでもやろうぜ!
サッカーは苦手だが、
サッカーゲームならお前に勝つ自信がある。」
チャマは得意気に話す。
そう言われるまま柾鷹はチャマの家に連れていかれた。
そして数時間後の夕方・・・。
柾鷹はチャマの家でゲームをし、
帰宅するため自宅へ戻った・・・。
柾鷹の家・・・。
柾鷹は家の中に入っていく・・・。
そして柾鷹は母を見つけるため、各部屋を見て回る。
柾鷹(・・・誰もいない・・・)
昼間に母がいた、父親が使っている部屋に来た。
柾鷹(・・・ここにもいない・・・)
どうやら母は家の中にいないようだ。
柾鷹「ん?」
柾鷹は部屋のテーブルの下に落ちている紙を発見した。
柾鷹(・・・何だコレ?・・・)
どうやらその紙は、手紙のようだ・・・。
柾鷹(・・・手紙?・・・母さんが書いたのかな?・・・)
柾鷹は手紙を開き、頭の中で朗読する。
柾鷹(・・・こんな事になってしまったのはあなたのせい
・・・あなたがいたから私は苦しくて
・・・苦しくて
・・・でもあなたがいたから
・・・自分の気持ちに素直になれ・・・)
柾鷹「母さんの字じゃないような・・・。」
柾鷹は途中の文章を飛ばし、終わりの方を見た。
(・・・正直に奥さんに言ってほしい
・・・もう隠し通すのは嫌・・・あなたと自由になりたいから
・・・家庭の事情があるのはわかっている
・・・それでも
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今日子・・・)
柾鷹(・・・今日子?・・・誰?・・・)
柾鷹は疑問に思い考えている。
柾鷹「コレって・・・。」
柾鷹は直感し気付いた。
柾鷹(・・・浮気・・・不・・・倫?・・・)
すると玄関のドアが開く音が聞こえ、誰かが帰ってきたようだ。