9月・・・。
2学期がスタートした・・・。
教室では朝のホームルームが行われていた。
近藤先生「よ~し、みんな~!夏休みは満喫できたか~!?」
近藤先生は相変わらず大きな声だ。
近藤先生「だが、気を抜くなよ~!
2学期は受験の準備としても大事な時期なんだ!」
近藤先生はジェスチャーも満載で今日も元気一杯だ。
近藤先生「そうだ!自分の志望校を決めて、
それに真っ直ぐと突き進むんだ!
受験は近いぞ!気を引き締めて行こう!」
柾鷹(・・・1人舞台か・・・それに誰も何も言ってねぇ・・・)
柾鷹は1番前の席で何やら思っている。
そして隣の席の朋美に少し目を向ける。
柾鷹(・・・新開さん・・・どう思ってんだろ・・・)
柾鷹の頭の中では、夏休みの出来事が頭をよぎっていた。
柾鷹(・・・今は気にする場合じゃないのかもな・・・)
それと同時に家庭の事情、美香に言われた事、
様々な思いが柾鷹に影響を与えていた。
近藤先生「いいか!今月のスローガンはズバリ・・・。」
柾鷹(・・・どうにかしてくれ・・・)
2学期初日は授業もなく、昼前に学校は終わる。
その為、生徒達は昼に下校できる嬉しさで、
学校内ではあちこちに生徒達が残っていた。
柾鷹(・・・さ・・・俺も帰ろうかな・・・)
柾鷹「チャマ、祐平。まだ学校残るのか?」
チャマ「おお。まだ残るわ。」
祐平「僕も。」
柾鷹「そっか。じゃあ先に帰るな。」
チャマ「おう、また明日な。」
そして柾鷹は1人教室を出ようとする・・・。
柾鷹(・・・新開さんも残ってるのか・・・)
柾鷹は朋美の席を見た。
朋美は女子生徒とお喋りしているようだ。
そして柾鷹は教室を出て帰ろうとした。
柾鷹「!!」
すると教室前の廊下にエミリーがいた。
柾鷹「エミリー・・・。何やってんだ?」
エミリー「お、よ、よー、タッキー。今帰り?」
エミリーは少し挙動不審だ。
柾鷹「そうだけど・・・。
何やってんだ?ここエミリーのクラスじゃないだろ?」
エミリー「あ、あんたに用事があったのよ。」
柾鷹「俺に?で、何?」
エミリー「え、えーと・・・。」
エミリー(・・・ちょっと様子を見にきたなんて言えないし・・・)
エミリー「そうそう!モーミの事で・・・。」
柾鷹「バカ!!声が大き・・・。」
エミリー「ごめんごめん。」
柾鷹「教室の中いるんだぞ。それに誰かに聞かれたら・・・。」
その時、教室に他のクラスの男子生徒が入っていく。
その男子生徒を柾鷹は見た。
柾鷹「確か・・・。」
エミリー「え?何?」
復帰したばかりで、
学校内の状況がわからないエミリーは柾鷹に問いかけた。