柾鷹「母さん!」
柾鷹の母「・・・ごめんね。柾鷹、昼間は・・・。」
柾鷹「いや、いいって。」
柾鷹の父「お前・・・。今までドコに?」
柾鷹の母「その手紙の今日子って人に会ってきたわ。」
柾鷹の父「会ったってお前・・・。会社に来てたのか?」
柾鷹の母「ええ。」
柾鷹の父「コレは・・・だな・・・。」
柾鷹の父は落ち着きがない。
柾鷹の母「言い訳は聞きたくないわ。
全て聞いてきたから、それに話もつけてきたし。」
柾鷹の父「話をつけてきた?それは・・・。」
柾鷹の母「柾鷹。自分の部屋に行ってなさい。」
柾鷹「え?でも・・・。」
柾鷹の母「いいから行ってなさい。」
柾鷹「・・・わかった。」
そう言われ、柾鷹は自分の部屋に戻って行った。
柾鷹の父「・・・。」
柾鷹の父は黙ったままだ。
柾鷹の母「後で柾鷹に手を挙げたことは謝ってもらうわよ。
勿論、あたしにも・・・。」
柾鷹の父「ああ・・・。」
そして2人は場所を玄関からリビングに移し、
話し合いが行われた。
1時間後・・・。
柾鷹の部屋・・・。
柾鷹は何もしておらず、ただ自分のベッドの上に座っていた。
柾鷹(・・・何も聞こえない・・・怒鳴り声とかも・・・)
どうやら心配が不安に変わっているようだ。
更に1時間後・・・。
柾鷹「!」
柾鷹の部屋のドアがノックされた。
ドアを開けると、そこには柾鷹の父が立っていた。
柾鷹の父「柾鷹、さっきは・・・すまなかったな。」
柾鷹「いや、いい。それより・・・。」
柾鷹の父「・・・最近のお前は変わってきてるな。」
柾鷹「??」
柾鷹は父が突然話題を変えたことに驚いた。
柾鷹の父(・・・子供の成長か・・・)
すると柾鷹の父はその場から立ち去って行った。
柾鷹「??」
数分後・・・柾鷹は1階のリビングに降りる。
そこには母が座っていた。
柾鷹「母さん。父さんは?」
柾鷹の母「出て行ったわ。」
柾鷹「は?出て行ったって?どこに?」
柾鷹の母「・・・。でも心配することない。
しばらくの間だけだから。」
柾鷹「しばらくって?」
柾鷹の母「・・・。同僚の人の家に泊めてもらうだけだから。」
柾鷹の母(・・・あなたの受験が終わるまでは
・・・子供は親を見て成長するものだから・・・)
柾鷹の母は柾鷹をジッと見つめている。
柾鷹「・・・。」
言葉が出てこない柾鷹。
そして柾鷹の父が家から出て行き、
柾鷹の夏休みは終わりを迎える・・・。
そして季節は夏の残暑が残る、
2学期が始まる9月に入っていく・・・。