前回の続きです・・・
私は、そのセミナーで「好きな人と嫌いな人」をそれぞれ5人ずつ挙げて、その好きな理由と嫌いな理由を紙に書きました。
「その嫌いな人のどんな特徴が嫌いなのか?」
・内向的で意見をなかなか言わない
・陰に隠れて人の悪口をいう
・人を見下すような態度をとる
・自分勝手な人
などなど・・・
そして、次の質問では、自分に問いかけます?
「なぜ、その人のそのような特徴が嫌いなのですか?理由はなんですか?」
・意見を堂々と言わない人を見ていると、イライラしてくる。
意見が無いなら無いと言えば良いし、自分が考えていることを黙って言わないのは良くないと思うから。
・陰で人の悪口をいうのは、卑怯でみっともないと思う。
・人を見下すのは、良くない事だと思う。相手が自分よりもっと優れている事があるかもしれないのに、下だと決めつけているから。
・自分勝手な人は、自分が得る事しか考えていない。他人を思いやる気持ちが全くないから。
このような嫌いな理由が色々と出てきたのです。
これらの特徴も、実際に過去に私が出逢った人との関係の中にありました。
それは、自分自身が堂々と意見を言わない(言えない)事を良くない事だと思っていたり、悪口を言われて嫌だなと思った事や、自分が見下されて(イヂメられて)嫌だった経験などがあった事が原因になっていました。
そこには心の傷(トラウマ)があって、触れて欲しくない記憶や感情がまだ残っているのかもしれません。
なので、そのような他人の態度をみて、ついつい反応してしまうのです。
嫌いな人に出逢ったら、それは過去のある時点の自分の態度であるとアランコーエンさんが言っているのを思いました。
さらには、自分の内側にもそのような嫌な特徴があるのもわかっていて、自分が嫌な人になってしまうのも恐れているのだと思いました。
しかし、人を嫌いになる事がダメなのではないと思います。
どんなに素晴らしい人でも、完璧ではなく、エゴもあり、ワガママになったり、ネガティブになったりもします。
私自身も、そのようなネガティブな感情に負けてしまいそうになる事があります。
自分にも他人にもそのような特徴がある事に気づけば、自分も他人も許す事が出来るし、寛大になれると思うのです。
このワークをして、最後に感じた事は、好きだなと感じられる人の中にも、受け入れられない要素を見たり、逆に嫌いだなと思った人からも、素晴らしさを発見できると思えた事でした。
なので、実際には、好きな人、嫌いな人というのは特定の個人の事を指すのではなく、ただその人が自分に見せた一つの特徴の事だけを指しているのだと気づきました。
だから、人との出会いの中で「最初は彼の良い部分しか見えなかったけど、実際付き合ったら嫌な面が見えてきて冷めた」という事も起きるのです。
逆に、全然好きでも興味もなかった人に対して後からどんどん良い部分を見つけられるので、その人の事を好きになれる。という事も起きます。
もし、あなたが誰か嫌いで苦手な人がいるのなら、その人の素敵な部分を探して見てみると良いと思います。
すると、実際には、素晴らしい部分を見つけられ、その人との交流がスムーズになる場合もあるでしょう。
その方が、あなたにとっても人付き合いがしやすく、気持ちが前向きになれ、運気も上がります。
私自身、嫌だなと思う人を見つけてしまったら、避けるのではなく、なるべく優しく話しかけてみる事もあります。
そうするだけで、実際には自分の心が癒されていくのを感じられます。
なぜなら、その人が自分に見せているのは、自分が許しがたいと思っている過去の私のある一面なのかもしれないからです。
その一面を許せると、とても気持ちが楽になれます。
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