おはようございます。

 ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です。

 

 

 

 ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です。

 

 1月の初旬、まだオミクロン株の感染が拡大するよりも少しまえに、学生時代からの友人と会う機会ができました。
コロナ禍の前はよく食事に行ったりと会っていたのですが、コロナ禍に入ってからは1年に1度会うくらいにまで機会が減ってしまいました。
これほどまでに人と会えないことってほんとうにつらいですね。

 

 友人と会えたとはいっても、話をすることができたのは2時間。
それでもひさしぶりに会えたことや、おたがい元気にすごせていることを確認できてとてもうれしかったです。

 

 

 みじかい時間ではありましたが、おたがいの近況などについていろいろと話しているときにふと友人からメイクの質問を受けました。

 

 いつもしっかり眉をかくようにしてるのに、時間が経つとうすくなってるのはなんでなんやろう…。

ということでした。

 

 ひさしぶりに会えたのでいっしょに写真を撮影したのですが、そのときにわたしの眉と自分の眉をくらべると、とてもうすく感じたそうです。
そして眉がうすいとお顔の印象や表情もちがって見えるとも話してくれました。

 

 今日は彼女の話をもとに、眉がうすく見えると人からどのように見えるのかや、どうすれば印象のある眉メイクができるのかついてご紹介していきます。

 

 

■このブログの信頼性について  このブログを書いている私はヘアメイク歴18年のフリーランスのヘアメイクアップアーティストです。
9年間、結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。

 現在フリーランスとしてCMなどのメディア撮影や個人撮影など、さまざまな現場でヘアメイクアーティストとして活動を続けています。

 それではさっそくご紹介していきます。

 

 

 

眉がうすいと人からどのように見えるのかについて

 眉がうすいと人から見たときに、

 

・お顔の印象がうすく見える
・老けて見える
・さみしそうに見える

とあまり良いイメージに見られにくいです。

 

 まず最初に「眉がうすい」メイクへの定義をお伝えすると、眉メイク自体の色がうすいのではなく、肌がすけたようにみえる(スッピンのような)メイクになっている状態を差します。

 

 髪の色よりもあかるい色を使って眉をえがくと、当然のことながら色のうすい眉に仕上がりますが、しっかりと色がついていれば眉の印象はうすくはなりません。
 

 たとえば茶色とこげ茶色があって、茶色を使って眉をえがけばこげ茶色よりも色がうすくなりますよね。
ですが色がしっかりとのっていれば、眉のかたちがしっかりと出るのでうすい眉にはなりません。

 

 ようするに眉がうすいというのは、眉がぼやけてはっきりと形が出ていない状態の眉のことを差します。

ではなぜメイクをしているのに、このような眉の仕上がりになってしまうのでしょうか。

 

 

眉がうすくぼやけて見えてしまう原因について

 眉がうすくぼやけて見える原因は、アイブロウパウダーだけでメイクを仕上げてしまっているからです。

 

 眉メイクはもともと生えている眉毛の上からメイクをしていきます。
そのもととなる眉が濃い人は、アイブロウパウダーや眉マスカラのみでメイクを仕上げても問題はありません。

 

 ですが、もともとの眉のうすい人がアイブロウパウダーだけでメイクを仕上げると、いくら色をかさねても濃さを出すことができないため、色の濃度のうすい眉に仕上がってしまいます。
また、もとの眉がうすい人は眉の形をしっかりと出してあげることも必要になりますが、アイブロウパウダーだけではふわっとした仕上がりにしかなりません。

 

 このような理由で、メイクをしっかりとしているのに時間が経つと眉がうすくぼやけた印象になっている、という状態が起こってしまうというわけです。

 

 ではどのようにしてメイクを仕上げれば、はっきりとしたかたちの印象的な眉に仕上がるのでしょうか。

 

 

眉のかたちと濃さをしっかりと引き立てるメイクの仕方について

Hair & Make : Yukiko Ogawa (AimaBle)

 

 

 眉のかたちと濃さをしっかりと出すためには、アイブロウペンシルを使うことです。
アイブロウパウダーとアイブロウペンシルのちがいというのは、

 

アイブロウパウダーは眉の肉付けをする。
アイブロウペンシルは形や濃さをしっかりと出す。

ために使います。

 

 

 アイブロウパウダーはさきほども挙げましたが主成分が粉のため、 ふわっとした仕上がりにしかなりません。
また肌にしっかりと定着しにくいため、時間とともにうすくなっていきます。
そのためアイブロウパウダーを使うときは、眉の太さや長さをかたちづくる(肉付け作業)として使うことがおすすめです。

 

 もともと眉毛の濃い人がアイブロウパウダーのみで仕上げても、眉の印象が引き立つのは上記の理由からです。

 

 

 アイブロウパウダーで肉付け作業をおこなったら、つぎにアイブロウペンシルを使って消えやすい眉尻や、アイブロウパウダーでは色がつかずに肌が白くぬけている部分をえがいていきます。
 

 アイブロウペンシルは主成分が油であるため、肌にしっかりと色をのせることができます。
またアイブロウパウダーの上からえがくことで油分に粉がまとわりつき、時間が経っても眉がうすくなりにくくなります。

 

 アイブロウペンシルを使って肌の白くぬけている部分をえがくときは、眉の毛ながれとおなじ方向に毛を1本1本書くようにして埋めていってください。
こうすることで眉に立体感がうまれ、のっぺりとした眉になることを防いでくれます。

 

 えがきやすいおすすめのアイブロウペンシルについては過去記事、眉尻をきれいにえがけるアイブロウペンシルについてをご覧ください。

 

 

 

まとめ

 眉は「お顔のがくぶち」と呼ばれています。
眉メイクの仕上がり1つで見た目の印象がおおきく左右されます。

 

 絵画でたとえると、有名な画家の作品がただの木でできた簡素ながくぶちに入っていると、とても安っぽい作品に見えてしまいますが、豪華ながくぶちに作品がおさめられることで、その画家や作品の品格が上がったり、よりはなやかな印象をかもし出すことができるようになります。

眉のメイクもそれとおなじです。

 

 もともとの眉毛がうすい方はぜひ、アイブロウパウダーとペンシルを使って眉を仕上げてみてください。
眉の印象だけでなく、お顔全体の印象もとてもはっきりとしたステキな印象にかわりますよ。

 

 

 

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