スタッフさんによるアイデア出しと実行のための段階的アプローチとは? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

ビジネスの世界では、創造的なアイデア出しとそれを実現する実行力が、成功のカギです。

 

特に、販促活動においては、スタッフさん全員の創造力を最大限に引き出し、より具体的な行動に移すことが重要になります。

 

ここでは、スタッフさんのアイデア出しを効果的に引き出し、実行に移すための3つのステップを段階的に紹介して行きましょう。

 

 

 

◆ステップ1の段階:アイデア出しの自由な雰囲気を作り

 

まず重要なことは、スタッフさん全員に自由なアイデア出しを促すことです。

 

この段階では、「何でもいいから」という姿勢で、多様なアイデアを歓迎します。

 

どんな小さなアイデアでも、お客さんの行動につながる重要なきっかけとなる可能性があるので、大切にしましょう。

 

ここでのポイントは、提案されたアイデアを一切否定しないことです。

 

ここでは否定するよりも、そのアイデアをさらに発展させることに注力します。

 

この時、従来の常識にとらわれず、斬新なアイデアを歓迎する雰囲気作りが重要です。

 

 

 

◆ステップ2の段階:アイデアの選定と具体策作り

 

次に、出されたアイデアの中から、季節や市場のタイミングに合ったものを選び、実現可能かどうかを検討しましょう。

 

この段階では、店長や責任者が参加し、アイデアが具体的にどのように実行されるかを考えます。

 

この時重要なのは、伝えるべきポイントと避けるべきポイントを明確にし、販促の大枠を作ることです。

 

しかし、ここで細かすぎる制限を設けると、スタッフさんのモチベーションを下げる可能性があるため、そのバランスが重要のなります。

 

 

 

◆ステップ3の段階:実行とその後のフィードバックを行う

 

最後の段階では、スタッフさんが主導で、アイデアを実行に移します。

 

この段階では、失敗を恐れずにトライ&エラーを繰り返すことが重要です。

 

多くの場合を失敗を恐れて、トライせずに終わってしまいます。

 

しかし、失敗しなければ新たな発見が見つからないことが多く、スタッフさんの成長にも寄与しません。

 

そのため、失敗を恐れるスタッフさんには、失敗を通じて学ぶ価値を伝えて、前向きな姿勢を促しましょう。

 

これが実行後のフィードバックのポイントです。

 

 

 

これらの3つの段階を意識的に取り入れることで、スタッフさんのアイデアを最大限に活かし、効果的な販促活動につなげて行くことができます。

 

特に、最初の段階での自由な発想の促進と、それと最後の段階のそれを実現に移すためのサポートが重要です。

 

スタッフさんの意見を尊重し創造的な雰囲気を作り出すことで、スタッフさんが成長し、そのことが販促実績の成功につながりやすくなるでしょう。

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則