こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
新しいスキルを知ったとしても、『やる気が起きないので、行動できない』と言われている人が多くいます。
確かに、新しいスキルはまだ自分に馴染んでいないので、不安が大きいことから、『やる気が起きない』のも無理はありません。
しかし、本当にそうでしょうか?
実は、この『やる気が起きないので、行動ができない』という流れは、勘違いなのです。
だから、まずここに気付くことが大切になります。
勘違いをハッキリさせるための流れが、次の2つです。
◆(A)『新しいスキルを知る→やる気が起きない→行動できない』
◆(B)『新しいスキルを知る→行動する→やる気が起きる』
この2つの違いは、『やる気が先か、行動が先か』です。
(A)は、『やる気が先』という流れになります。
この場合、先程も言ったように、新しいスキルはまだ自分に馴染んでいないので、不安が大きいのです。
この不安は、『まだ起こっていないこと』に対する不安になります。
『まだ起こっていないこと』が原因となって、不安はどんどん大きくなるのです。
そうすると、『行動することが、面倒臭く』なってしまいます。
だから、『やる気が起きない』と『言い訳』するのです。
つまり、(A)の流れは、単なる『言い訳』に過ぎません。
もしも、仮に、今が倒産の危機がある状態で、新しいスキルが必要な時に、『やる気が起きないので、行動できない』と言えるでしょうか?
ほとんどの場合、『すぐに行動する』はずです。
これが、(B)の流れになります。
この流れが、本当の流れと言えるでしょう。
だから、倒産の危機がなくても、すぐに行動すればいいのです。
では、なぜそう言えるのでしょうか?
それは、先に行動してしまえば、不安の多くは消えて行くからです。
行動して上手く行けば、自分自身に馴染んで来ます。
例え、失敗したとしても、『次に何をすればいいのか?』がハッキリするので、不安は薄らいで行きます。
これは、『まだ起こっていないこと』で不安になるのでなく、『すでに起こっていること』に対応すればいいからです。
本当の流れをしばらく続けていると、自分自身にだんだん馴染んで来ます。
そして、そのうち『やる気が起こって来る』ことに気付くでしょう。
『やる気が起きないので、行動できない』は、単なる『言い訳』です。
だから、『やる気があろうが、なかろうが、まず行動すること』が、とても重要であることを理解して下さいね。
とは言え、いきなりの行動は、さすがに勇気がいります。
だから、最初の一歩は、できるだけ小さく、簡単に誰でもできることから始めると、続けやすくなるでしょう。
その方が、結果的に新しいスキルを身に付ける時間は短くなるはずです。
ここが理解できるようになると、最初はゆっくりでも、そのうち急にスピードアップして行くようになります。
お楽しみに!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則