こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
理美容室さんの『蒸気パーマ、カラー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
理美容室さんが、『蒸気パーマ、カラー』をおすすめしている店頭看板です。
イラストも使って、商品の説明を詳しくお知らせしています。
要点がまとまっていて、いいですね。
これをメッセージにして伝えてみますね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>蒸気でパーマ、カラー
>湯気の10万分の1(mm)の
>過熱された細かい粒子
>コレが髪の内部まで浸透
>蒸気が浸透すると・・・
>潤い補給+薬剤の反応活性化
>(粒子の溶熱効果による)
>より少ないダメージで髪内部に薬剤を浸透
>させることができる
>『店名』『電話番号』
→まず、『誰におすすめなのか?』からスタートします。
→例えば、『髪の毛にダメージがあって、パーマやカラーを躊躇しているあなたに』
→そして、『蒸気で行うパーマやカラーがあることを、ご存知ですか?』と問い掛けます。
→この後、その特徴やメリットを伝えるといいでしょう。
→最後は、行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(理美容室の蒸気パーマ、カラー)
やカラーを躊躇しているあなたに
蒸気で行うパーマやカラーがあるこ
とを、ご存知ですか?
蒸気のパーマやカラーは、ナノ化し
たスチームの水の粒子を使って、キ
ューティクルを開かすため、薬剤を
多用せずにできるので、髪の毛への
ダメージが少なくできます。
また、細かい粒子は髪の毛に潤いを
与え、つやつやしっとりのふわっと
した仕上がりになるのが特徴です。
◆蒸気パーマ ¥〇〇〇〇〇
◆蒸気カラー ¥〇〇〇〇〇
今までのパーマやカラーに不安を感
じたら、ぜひお試し下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→要点を押さえて理解されるやり方もいいですが、さらにメッセージにして伝えるのが今回のポイントです。
→なぜなら、要点だけでは理解されたとしても、行動されるとは限らないからです。
→行動されるには、『誰に、行動してもらいたいのか?』をハッキリさせなければいけません。
→そうしないと、どんなに詳しく伝えたとしても、他人事で終わってしまいます。
→だから、『こんなあなたに』と呼び掛けて、他人事でなく、自分事にするのです。
→ちょっとしたことですが、反応が変わって来ますよ。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則