こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
ヘッドマッサージ店さんの『リフレッシュコース』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
ヘッドマッサージ店さんが、働くメンズの方に、『リフレッシュコース』をおすすめしている店頭看板です。
色々の症状を書かれています。
おそらく、このような症状の方に有効なのでしょう。
しかし、お客さんには、情報が多いとそれ自体がストレスになります。
できれば、お客さんが関心があることに絞って、商品につなげて行きたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>働くメンズのリフレッシュコース
>90分 ¥12000
>ヘッド×ボディ×腕or足
>耳リフレ付き
>頭・耳・首筋は爽やかな香りのアロマオイル使用
>(ラベンダー、オレンジの花、ローマカミッレ)
>・食いしばり・歯ぎしり・凝り固まる・咬筋もほぐします
>
>・歯ぎしり、食いしばり
>・イライラしやすい
>・胃腸の不調
>・寝付きが悪い
>・朝起きられない
>・睡眠時間が短い
>・PC、スマホをよく使う
>・肌荒れ、フケ、かゆみ
>・ストレス過多
>・頭痛
>・口内炎ができやすい
>・気分が落ち込みやすい
>・お酒の量が増えた
>・考え事が多い
→では、『働くメンズが関心のあること』とは、何でしょうか?
→色々ありますが、その一つが、『仕事ができる』です。
→このテーマで反応が薄ければ、違う関心事に変えましょう。
→今回はこれをベースに作りたいと思います。
→例えば、『仕事ができる人は、どのようにリフレッシュしていると思いますか?』
→この後、色々なリフレッシュをやり方を伝えて、『実は・・・』とつなげていきます。
→最後は、行動の促しも忘れずに!
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(ヘッドマッサージ店のリフレッシュコース)
レッシュしていると思いますか?
例えば、休みの日に旅行に出かけた
り、スポーツを楽しんだり、キャン
プに行ったりとやり方は様々です。
しかし、実はこれらだけでは、返っ
て疲れてしまいます。特に、寒さが
厳しい冬は、体調を崩しやすく、よ
り一層疲れが溜まるのです。
そんな時に欠かせないのが、心身の
リフレッシュになります。頭や首筋
背中、腕などをしっかりと、もみほ
ぐすことがとても重要です。
◆働くメンズのリフレッシュコース
90分 ¥12000
日頃、考え事が多くてストレスや疲
れが溜まっていると感じたら、ぜひ
お試し下さい。休み明けの仕事に、
しっかりと向き合えますよ!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→『お客さんの症状』を列記するだけでなく、『お客さんは何に関心があるのか?』をテーマにメッセージを伝えることが今回のポイントです。
→お客さんは、色々な症状が出ると、イヤな思いになります。
→しかし、『だから、治療しよう!』となりにくいのです。
→ところが、『関心事のためなら、やってみよう!』となります。
→今回の『仕事ができる』が関心事でなければ、『だから、治療しよう!』にはなりません。
→それでも、『何が関心事なのか?』という視点で、来店されているお客さんを見れるので、だんだんと分かってくるはずです。
→そうすれば、その関心事につながるメッセージを届けると、反応がだんだん良くなります。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則