店頭看板の事例(飲食店のてっちり) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

飲食店さんの『てっちり』に関する気になる店頭ポスターの事例を紹介します。

 

【現状の店頭ポスターの書き方】

 

 

【コメント】

 

飲食店さんが、『てっちり』をおすすめしている店頭ポスターです。

 

『商品メニュー』だけを、しっかりお知らせしています。

 

できれば、店頭看板で、『お客さんへのメッセージ』をお伝えしたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>とらふぐ

>てっちり

>一人前2980(税込3278)

 

 

 

→まずは、しっかりお客さんに投げ掛けます。

 

→例えば、『寒くなると、温かい鍋料理が食べたくなりませんか?』


→この後、『てっちり』につなげます。

 

→そして、『てっちり』の特徴で、食べているシーンをイメージしやすくしたいですね。

→最後は、行動の促しを!


 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(飲食店のてっちり)

寒くなると、温かい鍋料理が食べた
くなりませんか?

中でも一番はやっぱり『てっちり』
ベースとなる昆布だしに、旬の野菜
とふぐを入れて、ポン酢で食べると
もう最高です。

弾力のあるふぐの身は歯ごたえがよ
くて、淡白な味わいなので、おなか
一杯食べられます。あまり煮詰めず
ほどよい柔らかさで食べるのがコツ
です。それとシメの雑炊も楽しみの
1つなので、お忘れなく!

ふぐの中で一番人気の『とらふぐ』
のてっちり 一人前¥3278

これからの忘年会シーズンに、ぜひ
どうぞ!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『商品メニュー』だけをお知らせするのでなく、『お客さんへのメッセージ』をお伝えすることが今回のポイントです。

 

→『商品メニュー』は、『何をおすすめしたいのか?』がハッキリと伝わります。

 

→しかし、『なぜおすすめしたいのか?』までは、伝わりません。

 

→この『なぜ』が伝わらないと、必要性を感じないので、食べたいとなりにくいのです。

 

→なので、『お客さんへのメッセージ』で、その必要性を伝えます。

 

→つまり、『商品メニュー』だけでは、もったいないと言えるのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則