こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
歯科医院さんの『定期検診』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
歯科医院さんが、『定期検診』をおすすめしている店頭看板です。
毎月、季節の話題からメッセージを伝えています。
とても素晴らしいです。
できれば、『お客さんが勘違いしていること』を、ちょっと付け加えてみたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>11月
>木の葉が色づく季節となりました。
>秋といえば『食欲』ですね。
>皆さんは食事の後、しっかり歯磨きをしていますか?
>食べた後は歯磨きをして、虫歯予防を心がけましょう。
>セルフケアではどうしても落とせない部分があります。
>定期検診を受診し、虫歯のチェック、歯のクリーニングをしてもらいましょう。
→まず、お客さんがよくやる勘違いで、問い掛けします。
→例えば、『歯医者さんには、症状が出てから行けばいいと思っていませんか?』
→そして、問い掛けの答えを伝えます。
→例えば、『これって、一番やってはいけないことなんですよ!』
→この後、『実は・・・』と、その理由を伝えます。
→その上で、定期検診につなげて、最後は行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(歯科医院の定期検診)
けばいいと思っていませんか?
これって、一番やってはいけないこ
となんですよ!
実は、ほとんどの虫歯や歯周病は、
あなたが気付かないうちに、どんど
ん進行しています。だから、症状が
出た時には、かなり悪くなっている
ことが多いです。
手遅れになる前に、虫歯と歯周病の
チェックや歯と歯茎のお掃除をして
おきましょう。できれば4カ月に一
度くらいの定期検診がおすすめ!
そう言えば、もう長いこと診てもら
っていないな~と思ったら、ぜひご
予約を!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→お客さんは思い込みや勘違いが多いので、プロからのメッセージを送ってあげることが今回のポイントです。
→『歯医者さんには、できれば行きたくない』というのが、お客さんの多くが抱いています。
→そのため、思い込みや勘違いが出て来るのです。
→だから、そこを問い掛けて、お客さんに勘違いを気付かせてあげましょう。
→そうすると、一定数のお客さんが気付いてもらえます。
→店頭看板の役割は、それで十分なのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則