こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
あなたは『決断すること』が、得意ですか、それとも苦手ですか?
多くの人は、『決断すること』を苦手と感じています。
理由は、ほとんどが『判断できないこと』ばかりだからです。
『判断』とは、基準に従って、判定を下すことを言います。
『決断』とは、是非を見定めて、きっぱりと心を決めることです。
つまり、基準に従って、判定できることは、『判断』できますが、判断できる基準がないことは、『判断』できないので、『決断』するしかありません。
それでも『決断』しなければいけないので、苦手とする人が多いのです。
そんな『決断』を苦手とする人でも、『決断』できるようにするには、どうすればいいのでしょうか?
そのためのヒントとなることを書いてみたいと思います。
あなたが、次に『決断』しなければいけない時は、次のように捉えましょう。
例えば、直観で『できない』と感じても、すぐにあきらめず、理屈で『もしもできるとしたら、どんなことが考えられるだろうか?』と捉えます。
そして、『できることを、まずやってみよう』と決めるのです。
しかし、『決断』が苦手な人は、このことが怖くてできません。
できない理由は、『もしも失敗したら、どうしよう』と考えます。
これは、『失敗は、恥ずかしいこと』という先入観によるものです。
ところが、『決断』が得意な人は、『失敗は、恥ずかしいこと』と思いません。
それよりも、『失敗は、必要なこと』で、『失敗しなければ、次にやることに気付けない』と考えます。
もちろん、致命的な失敗はダメですが、ほとんどの失敗はそこまでにはなりません。
だから、小さな失敗を誰よりも早く、多くすることで、結果的には上手く行くと信じています。
ここを強く信じられる人ほど、『決断』が得意と言えるでしょう。
とは言っても、そこまで強く信じられない人は、どうすればいいのでしょうか?
一番簡単な方法は、『できないこと』と『できること』があったとしても、『やってみる』と決めることです。
この時、『やらない』を選んでも、『やってみる』を選んでも、どちらも正しいと信じます。
だから、『やらない』を選んでも正しいですし、『やってみる』を選んでも正しいと考えるのです。
実際に、試してみれば分かるのですが、『やらない』と次にやることには気付けません。
しかし、『やってみる』と次にやることに気付けます。
この時、『あなたが求める結果を、本気で手に入れたい』と考えていたら、おそらく『やってみる』を選ぶはずです。
だから、『やってみる決断は正しい』と言えます。
逆に、『やらない』を選んだのであれば、『求める結果を、本気で手に入れたい』と思っていないからでしょう。
だから、『やらない』決断も、正しいのです。
どうでしょうか?
『できる』、『できない』に関わらず、『やってみる』、『やらない』を決めればいいのです。
その『決断』は、どちらを選んでも正しいと言えますよ。
ここが分かれば、『本当に手に入れたい結果』がハッキリすれば、『決断』がとてもやりやすくなるはずです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則