店頭看板の事例(薬局店の秋バテ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

薬局店さんの『秋バテ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

薬局店さんが、『秋バテ』対策をお知らせしている店頭看板です。

 

このお店は、季節に合わせた内容をしっかりとお知らせされています。

 

できれば現状の症状だけでなく、原因や対策も伝えてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>夏の疲れでてませんか?

>秋バテ

>・なんとなくだるい

>・朝おきにくい

>・疲れがとれない

>・何もしたくない

>秋は夏の疲れが出やすく

>体や自律神経が不安定・・・

 

 

→まずは、現状の症状から問い掛けます。

 

→例えば、『何となくだるくて疲れが取れない!』

 

→『朝起きにくく何もしたくない!』

 

→『それって秋バテではありませんか?』

 

→この後、『秋バテとは・・・』と簡単に説明します。

 

→そして、『原因』や『対策』を伝えるといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(薬局店の秋バテ)

何となくだるくて疲れが取れない!
朝起きにくく何もしたくない!

それって秋バテではありませんか?
秋バテとは、夏の疲れが季節の変わ
り目で出る不調になります。

原因は、気候の変化による自律神経
の乱れです。これにより身体を正常
に調整し辛くなっています。

対策は、睡眠、運動、入浴、食事な
どの見直しが有効です。特に食事で
は、食物繊維が多いものや発酵食品
を多く摂るといいでしょう。

もしも、そのような対策が取り辛い
と思ったら、一度ご相談下さいね!
あなたに合ったやり方を、一緒に考
えて行きます。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→現状の問題だけでなく、原因や対策と個別対応を伝えることが、今回のポイントです。

 

→現状の問題とその原因や対策を伝えることで、『どこを、どうすればいいのか?』が分かります。

 

→その対応ができれば、解決するので、ここまでいいでしょう。

 

→しかし、その対応ができなければ、個別対応が必要になります。

 

→そのための相談を促すのです。

 

→そうすると、『一緒に考えてもらいたいお客さん』が、やって来ます。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則