店頭看板の事例(理美容室のトリートメント) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

理美容室さんの『トリートメント』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

理美容室さんが、『トリートメント』をおすすめしている店頭看板です。

 

『トリートメント』のことについて、分かりやすく伝えています。

 

できれば、『どんな時に、なぜトリートメントすればいいのか?』を、ちょっと付け加えてみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>太陽の熱視線

>冷房の冷たい風

>こんな刺激に潤いと癒しを

>おすすめメニュー

>・コラーゲン ¥1650

>コラーゲンをたっぷり入れ、蒸気の機械で10分間じっくり浸透させます。

>・うるコラ ¥2750

>3種類のトリートメントをしっかりもみこみ、ナノスチームで髪の億深うまで浸透させます。

 

 

 

→まず、『秋になるとトリートメントが、どうなるのか?』から、スタートします。

 

→例えば、『秋になるとトリートメントをされる方が増えて来ます』

 

→そして、その理由を伝えることで、『なぜトリートメントすればいいのか?』が、分かって来るでしょう。

 

→その上で、『美容室のトリートメント』をおすすめします。

 

→この時、美容室のトリートメントの良さを簡単に伝えて下さい。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(理美容室のトリートメント)

秋になるとトリートメントをされる
方が増えて来ます。

理由は、夏の紫外線やエアコンによ
る乾燥などで、髪の毛のダメージが
気になって来るからです。特に、紫
外線によるダメージは思っている以
上に受けています。

例えば、20分強い紫外線に当たる
と、ヘアカラー1回分と同等のダメ
ージに!
いつもより指通りが悪くなったり、
髪がパサついたりしたら、キューテ
ィクルがダメージを受けています。

そんな時は、美容室のトリートメン
トがおすすめです。市販品と違って
髪の内部まで成分を浸み込ませて、
ダメージをしっかりケアします。
一人ひとりの髪質によって個人差が
ありますので、早めにご相談を!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品を分かりやすくお知らせするだけでなく、『どんな時に、なぜ必要なのか?』を伝えることが今回のポイントです。

 

→ここが分かると、イメージしやすくなります。

 

→そうすると、興味が湧いて来るのです。

 

→商品を分かりやすくお知らせするのは、その後でも遅くはありません。

 

→ちょっとしたことですが、お客さんの立場で考えれば、納得しやすいのではないでしょうか?

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則