こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
人は期待感を持つと、『それを実現したい』と願望を持ちます。
しかし、悲しいかな全ての人が実現できないのです。
仮に、次のように分けたとします。
◆(A)『実現できる人』
◆(B)『実現できない人』
では、『実現できる人』と『実現できない人』の違いは、一体なんでしょうか?
この違いはシンプルで、実は、『前提条件があるか、ないか?』が、かなり影響されるのです。
(A)の『実現できる人』は、前提条件がありません。
だから、すぐに行動に移します。
その時の注意点が、『望む結果をすでに手に入れたように振る舞う』ことです。
もちろん、まだ手に入れていませんので、どこかぎこちない行動になります。
それでも構わず、行動するのです。
できれば、それをすでに手に入れている、『お手本になる人』や『憧れの人』のフリをするといいでしょう。
そうすれば、例え、ぎこちなく見えても、頭の中で『お手本になる人』や『憧れの人』のイメージがあるので、フリをしているとそのうち、その人の身のこなしや姿勢、やり方や考え方までもが、だんだん似てくるのです。
そうすると、『朱に染まれば赤くなる』と言われるように、フリをし続けていると、望む結果も手に入れられるようになります。
一方、(B)の『実現できない人』は、前提条件があるのです。
例えば、
・『これくらいの時間が取れたら』
・『最低、いくらのお金が溜まったら』
・『自分のスタイルにピッタリ合うものだったら』など
これらの前提条件が揃わないと、行動しません。
仮に、これらの前提条件が揃って行動できたとしても、自分のスタイルを変えられず、『お手本になる人』や『憧れの人』のフリができないので、すぐに挫折してしまいます。
そして、また違う、自分が定めた前提条件に合うものを探そうとするのです。
しかし、どれだけ探しても、そのようなものはなかなか見つかりません。
なぜなら、今と違う現実を手にいれようとしているのですから、今の状態で前提条件を探しても、望む結果は実現できないのです。
そうではなく、今と違う現実をすでに手に入れている人の状態で行動することが、とても大切になります。
ところが、これを実際に行おうとすれば、まだ経験したことのない世界なので、ものすごく不安になるのです。
しかし、『お手本の人』も『憧れの人』もその不安を乗り越えたから、望む結果を手に入れました。
この事実を信じて、自分も乗り越えようとフリをしている状態を続ければ、やがて自分も実現できるようになるのです。
どうでしょうか?
(B)のように、『前提条件が揃うまで』と待っていたら、おそらく行動できないでしょう。
そうではなく、(A)のように、『お手本の人の状態になり切って、その人のフリをしよう!』と、行動し続ければ、望む結果を実現できる人に近づきます。
だまされたと思って、一度やってみて下さいね。
今までと違う結果になりますよ!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則