見方を変えれば、文句も感謝になるので、結果につながりやすくなる! | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

普段、あなたは次のどちらの言葉を多く使っているでしょうか?

 

◆(A)『文句の言葉』

 

・『これもダメ、あれもダメ』

 

・『どうして、こうなるの?』

 

・『いつになったら、できるようになるの?』など

 

 

◆(B)『感謝の言葉』

 

・『いつも、ありがとう』

 

・『お陰で、助かるよ』

 

・『これからも、頼むね』など

 

 

 

おそらく、(A)の『文句の言葉』の方が、多いのではないでしょうか?

 

 

もしも、あなたが言われる立場だったとしたら、どちらの言葉を投げ掛けられると嬉しいでしょうか?

 

 

もちろん、(B)の『感謝の言葉』でしょう。

 

 

 

このように書くと、『そんなことは、分かっている』と言われることが多いです。

 

しかし、『感謝しようにも、そのような状況にならないから、感謝できない』とも言われます。

 

 

本当に、感謝するような状況は、ないのでしょうか?

 

 

このことを考える前に、『文句の言葉』が出る時のことを考えてみますね。

 

そもそも、『文句の言葉』が出るには、その前提があるはずです。

 

例えば、

 

・『このような状況では、こうすべきである』

 

・『本来、ここまでできて当たり前だ』

 

・『決められたことは、守らなければいけない』など

 

 

 

このような『お店のルール』や『自分の中にあるルール』があるはずです。

 

このルールに反しているから、『文句の言葉』が出て来ます。

 

 

この時、本当に『相手の行動』が、『前提となるルール』に反しているのでしょうか?

 

 

おそらく、『前提となるルール』に従った行動も沢山あるはずです。

 

しかし、『ルール通りにやっている行動は、当たり前』と受け止められます。

 

だから、ほとんどが記憶に残りません。

 

 

一方、『ルール通りにやっていない行動は、ルールに反している』と受け止められます。

 

そのため、この行動は記憶に残るのです。

 

そして、『文句の言葉』として伝えられることが多くなります。

 

 

もしも、このようなやり方をしているとしたら、『ルール通りにやっている行動』は、感謝すべき状況になるのです。

 

もちろん、『ルール通りにやっていない行動』は、改めてもらう必要があります。

 

しかし、感謝もせず、一方的に文句ばかり言われると、素直に聞けないものがあるのです。

 

 

 

このように考えると、先程の『お店のルール』の中に、『ルール通りにやっている行動には、感謝すること』という新しいルールを付け加えてもいいかもしれませんね。

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

では、なぜこのようなことを意識しないといけないのでしょうか?

 

それは、言われた相手の行動量が変わるからです。

 

 

例えば、『感謝の言葉』を言われ続けた相手は、『また同じような行動をしよう』と思うので、行動量が増えて行きます。

 

反対に、『文句の言葉』を言われ続けた相手は、『また文句を言われるくらいなら、できるだけ行動しないようにしよう』と思うので、行動量が減って行くのです。

 

 

そうすると、大抵の場合は、行動量と結果は比例して、行動量が減ると結果も出なくなります。

 

 

 

このように、ちょっと見方を変えれば、文句も感謝に変わるのです。

 

 

結果につなげるためには、普段使っている言葉は、とても重要であることを意識して下さいね。

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則