こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
パソコン教室さんの『エクセルのスキル』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
パソコン教室さんが、『エクセルのスキル』をおすすめしている店頭看板です。
今でも、マイクロソフト社の表計算ソフト『エクセル』は、人気があります。
これは、長らく、新品パソコンにマイクロソフトの『エクセル』が備え付けられていたからです。
しかし、最近はスマホを利用する若者が増えて、パソコン離れが進んでいます。
このような『エクセル』を取り巻く事情を、少し付け加えてみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>Excel
>基本・応用・資格
>苦手意識は基礎から学べば
>すぐになくなるかも?!
>ビジネスシーンの必須スキル
>自分のペースで学べます。
>無料体験受付中!
>『店名』
>『電話番号』
>まずはおでんわを!
→まず、エクセルが長く人気があることを伝えます。
→例えば、『なぜ、エクセルが長く人気があると思いますか?』
→この後、その答えを伝えます。
→そして、そのエクセルを使いこなせない社員が、増えていることも伝えるのです。
→例えば、『しかし、最近のスマホを多用する若手社員のパソコン離れが進み・・・』
→その上で、『エスセルのスキル』を身に付けることがチャンスであることを伝えるといいでしょう。
→そうすると、必要性が出て来るので、自分事になります。
→自分事にしてから、最後に行動を促すのです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(パソコン教室のエクセルのスキル)
思いますか?
それは、色々な表計算ソフトがある
中で、一番多くの企業が使っている
からです。エクセルを使うと、顧客
管理や売上集計などの幅広い分析が
簡単に行えます。
しかし最近はスマホを多用する若手
社員のパソコン離れが進み、仕事で
活用できない人の方が多いのです。
だから今は、エクセルのスキルを身
に付けるチャンスとも言えます。
ビジネスシーンでよく使う関数や機
能を集中して教えて行きますので、
短期間で習得できるでしょう。また
あなたのペースで学べるため、パソ
コンが苦手な人でも大丈夫ですよ!
まずは、無料体験でお試し下さい。
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→お店が言いたいことをお知らせするのでなく、お客さんが聞きたいことをお伝えするのが、今回のポイントです。
→お客さんが聞きたいことは、『なぜ、今、エクセルのスキルを身に付けなければいけないのか?』になります。
→この必要性が理解できると、自分事になるのです。
→これを先にやらないと他人事のままなので、エクセルのスキルに興味を持ちません。
→ちょっとしたことですが、とても大切のポイントです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則