店頭看板の事例(扇子専門店の絵付け体験) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

扇子専門店さんの『絵付け体験』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

扇子専門店さんが、『絵付け体験』をおすすめしている店頭看板です。

 

イラストがとても目立ちますね。

 

京都にあるお店で、京都ならではの面白い企画ですね。

 

面白い企画ですので、できればもうちょっとだけ具体的に伝えて行きたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>扇子絵付け体験

>旅の思い出に!

>60分ほどでできます。

>簡易タイプ ¥2200

>本格タイプ ¥2640

>詳細はスタッフまで!

>当日ご予約大歓迎!

>(時間はご相談ください)

 

 

 

→まず、『ここでしか体験できない』ことを強調させましょう。

 

→例えば、『折角ここまで来たのだから、京都ならではの面白い体験をしてみませんか?』

 

→このように伝えると、『そうよね、ここでしか体験できないことを、楽しもうか?』と思ってもらえるお客さんが現れます。

 

→その上で、おすすめするのです。

 

→例えば、『おすすめは、扇子絵付け体験です』

 

→どんな体験なのかを簡単に説明して、誰でも楽しくできることを伝えます。

 

→最後は、行動の促しも忘れずに!

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(扇子専門店の絵付け体験)

折角ここまで来たのだから、京都な
らではの面白い体験をしてみません
か?

おすすめは、『扇子絵付け体験!』

扇子専用の和紙に、好きな絵や文字
を直接描いて、オリジナルの扇子を
作る体験です。

時間は40分~60分で、お子様か
ら大人まで、初めての方でも楽しく
できますよ!

・簡易タイプ ¥2200
・本格タイプ ¥2640

旅の思い出を1つ増やしたいと思っ
たら、ぜひご予約下さいね。当日予
約も大歓迎!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→ただ単にお知らせするだけでなく、『今、ここでしか、体験できない』と伝えることが今回のポイントです。

 

→今回のようにどちらかと言うと、旅行客を対象としたものは、特に強調する必要があると思います。

 

→なぜなら、今回のチャンスを逃すと、『もう体験することができないかも』となるからです。

 

→この『もう体験することができないかも』と感じてもらうことが、行動につながります。

 

→お客さんもこのような刺激は、大歓迎です。

 

→もちろん、するかしないかは、その時の気分次第になります。

 

→しかし、刺激をしないと反応は下がってしまうのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則