同じことを同じようにしていて、毎月の給料がもらえるだろうか? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

 

 

売上げが伸び悩んでいるお店のスタッフさんの特徴を、1つ上げると次のようになります。

 

それは、

 

◆『同じことを同じようにしている』ことです。

 

 

 

これが悪いと言っているのではありません。

 

 

現状の売上げが伸びている場合は、とても良いことです。

 

しかし、現状の売上げが伸び悩んでいる場合は、今のままではいけません。

 

 

今と同じことを同じようにしていたら、売上げはますます伸び悩みます。

 

だから、変えなければいけないのです。

 

 

 

これは、今いる『スタッフさんの顔ぶれ』を、すぐに取っ変えるわけではありません。

 

変えるのは、『スタッフさんの行動』です。

 

 

しかし、行動を変えようとすると、大抵次のような反発が起こります。

 

例えば、

 

◆『売上げが伸び悩むのは、自分たちには関係ない』

 

◆『今更、行動を変えるのは面倒くさい』

 

◆『今まで通りで、何が悪いのか』

 

◆『なぜ、自分たちがそこまでしなければいけないのか』

 

◆『新しいことは自信がない、恥をかきたくない』

 

 

ざっとこんな感じです。


この他にも、キリがないくらいの反発が出て来ます。

 

 

 

これは、スタッフさんが社員さんでもパートさんでも、ほぼ同じような反応です。

 

確かに、スタッフさんの側から考えると、売上げが伸び悩むのは、『自分たちだけのせいではない』と思うでしょう。

 

それに、今までやっていたことをやるの方が確かにラクです。

 

だから、反発するのも分かります。

 

しかし、このまま売上げが伸び悩んでいたら、そのうち働くことができなくなることも事実です。

 

 

働くことができなければ、『毎月の給料』がもらえないことにつながります。

 

 

『毎月の給料が減っても、別に困らない』と考えているのなら、それはそれで仕方がありません。

 

しかし、『それでは困る』というなら、スタッフさんの『毎月の給料』という目的のために、『行動の内容』という手段を変える必要があるのです。

 

 

しかし、現実は、『毎月の給料が減って、困らない限り』、理解されません。

 

それまでは、『まさか、働けなくなることはないだろう』と思い込んでいます。

 

 

 

 

今、多くの業種で、『一斉値上げ』が実施中です。

 

おそらく、これからも『値上げ』は繰り返れることでしょう。

 

 

そうすると、遅かれ早かれ、あなたのお店も『値上げの波』に巻き込まれます。

 

『値上げの理由』で、今一番多いのは、『原油の高騰』や『輸入コストの上昇』です。

 

 

これは、お客さんもある程度気付いていますので、納得されます。

 

しかし、これが繰り返し行われれば、今まで通り、同じことを同じようにしていては、いずれ不満になって来るのです。

 

ひょっとして、すでに不満になっているお客さんがいるかもしれません。

 

お客さんは、少しでも不満があれば、来店することを渋ります。

 

もしも、それが今の売上げの伸び悩みの原因だったとしたら、なおさら変えなければいけないのです。

 

 

 

どうでしょうか?

 

 

 

まずは、変わろうと決意して、新しい行動にチャレンジしてみて下さい。

 

そして、『お客さんが不満にならないこと』も目的の一つに加えてみて下さい。

 

 

これができるようになると、売上げの伸び悩みもだんだん解消して行くはずです。

 

そして、それが『毎月の給料』にもつながって行きます。

 

スタッフさんと一緒に、じつくり考えてみて下さい。


今が、このことを考えるチャンスです。

 

 

次回のブログ記事は、5月9日(月)になります。

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

伊丹芳則