店頭看板の事例(クリーニング店のシミ対応) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

クリーニング店さんの『シミ対応』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

クリーニング店さんが、『シミ対応』をお知らせしている店頭看板です。

 

『シミがついてしまったら』どうすればいいのかを、詳しくお知らせしています。

 

これを読めば、どうすればいいのか、どうしたらいけないのか、がよく分かることでしょう。

 

『シミ抜き』などの専門スキルが必要なものは、やっぱりプロに相談するのが一番ですね。

 

であれば、『まずは、相談してもらうこと』を優先してもらいましょう。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>シミついてしまったら・・・

>◆シミの部分をこするとスレなどができダメージを与えます。

>シミの部分をこすらない(特に、シルク、レーヨン系)

>◆シミがついた時、熱いお湯、ぬるま湯で洗うのは、逆効果になり、シミがお湯によって定着してしまいます。

>(特に、血液、タンパク質ベースのもの)

>◆合成洗剤でコーヒー、赤ワイン、紅茶など色素中心のシミに使用するとシミを定着させる可能性があります。

>(界面活性剤、酵素、蛍光増白剤などが使用されているため)

>当店にご相談下さい!

 

 

→まずは、『どんなシーンのことなのか?』をハッキリさせます。

 

→例えば、『あっ、シミが付いた、どうしよう?』

 

→そして、『そんな時は・・・』

 

→この後、シンプルに、『相談してもらうこと』へ、つなげるといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しと約束をしたいですね!

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(クリーニング店のシミ対応)

『あっ、シミが付いた』
どうしよう?

そんな時は、
◆あわてず
◆何もせず
◆なるべく早く

プロにご相談を!
90%以上のシミを落とします。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→詳しい説明も大切ですが、時にはシンプルに伝えて、行動を促すことが今回のポイントです。

 

→そのために、まず、『どんなシーンのことなのか?』を伝えてから、『そんな時は』とつなげます。

 

→そして、『シミ対応のポイント』を、分かりやすく3つにまとめて伝えるのです。

 

→そして、『プロにご相談を!』と、促します。

 

→ここまででもいいのですが、できれば、しっかりと約束した方がですね。

 

→約束した方が、相談しやすくなります。

 

→なぜなら、こちらの自信が伝わりやすいからです。

 

→そういう意味では、『90%以上のシミを落とします』よりも、『98%のシミを落とします』の方が、さらに強力なメッセージになります。

 

→どこまで約束できるかは、それぞれのお店のスキルや想いによって変わるでしょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則