店頭看板の事例(アロマ専門店の日焼け止め) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

アロマ専門店さんの『日焼け止め』に関する気になる店内看板の事例を紹介します。

 

【現状の店内看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

アロマ専門店さんが、『日焼け止めアイテム』をおすすめしている店内看板です。

 

『UVケアが大切』とお知らせしています。

 

では、どのようなUVケアをすればいいのでしょうか?

 

また、『3タイプから選べる』を、もう少し説明すると、どのように伝えればいいのでしょうか?

 

この辺りをちょっと付け加えてみますね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>3タイプから選べる

>日焼け止めアイテム

>だんだん紫外線が強く

>なってくるこの時期は、早めの

>UVケアが大切です。クリーム

>タイプに新しい香り付きが仲間入り

 

 

→まずは、呼び掛けから始めます。

 

→例えば、『紫外線が強くなって来ると、肌トラブルが心配なあなたに』

 

→このように、『先に誰に伝えたいのか?』をハッキリとさせた方が、メッセージが届きやすくなります。

 

→そして、お客さんが知らないポイントを伝えるのです。

 

→例えば、『実は、肌トラブルには2種類あるって、ご存じですか?』

 

→この後、2種類の肌トラブルを伝えて、それを解決する日焼け止めアイテムを伝えます。

 

→最後は、もちろん行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(アロマ専門店の日焼け止め)

紫外線が強くなって来ると、肌トラ
ブルが心配なあなたに

実は、肌トラブルには2種類あるっ
て、ご存知ですか?
◆肌の炎症につながる日焼け
◆肌の弾力低下となるシワやたるみ

どちらも心配ですが、最近は、シワ
やたるみを気にされる方が増えてい
ます。

季節を問わず降り注ぐ紫外線には、
使い心地に合わせた紫外線止めアイ
テムを選ぶのがおすすめです。

・さらっとしたローションタイプ
・みずみずしいジェルタイプ
・なめらかなクリームタイプ

お好みに合わせて選べる3タイプ!
まずはサンプルでお試し下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品からスタートするのでなく、まずは、伝えたい相手に呼び掛けることからスタートするのが今回のポイントです。

 

→こうすることで、『なぜ、この商品をおすすめするのか?』、必要性を伝えられます。

 

→必要性が伝わると、興味を持ち始めるのです。

 

→その上で、商品のお知らせをすれば、商品が選びやすくなります。

 

→まずは興味を持ってもらうことから始めないと、今は、なかなか商品までつながりません。

 

→ちょっとしたことですが、大切なポイントです。

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則