店頭看板の事例(居酒屋店の焼酎と馬刺し) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

居酒屋店さんの『焼酎と馬刺し』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

居酒屋店さんが、『焼酎と馬刺し』をおすすめしている店頭看板です。

 

31種類の焼酎が飲めるお店が、焼酎に合う名物料理として、『馬刺し』をあげています。

 

できれば、もう少し詳しく伝えて、『食べたいな~、一緒に飲みたいな~』となるようにしたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>焼酎の旨い店

>芋20 麦5 その他6

>九州といえば焼酎!

>『店名』には焼酎計31種類

>自分に合ったお酒が見つかる!

>九州の旨い名物料理と旨いお酒と

>元気なスタッフがそろった『店名』へ

>『馬刺し』も旨い!

>最高級 国産馬

>(¥1890+税)

 

 

→まず、『どんなお店なのか?』を簡単に伝えます。

 

→例えば、『芋20・麦5・他6 計31種類の旨い焼酎が飲めるお店!』

 

→そして、『焼酎と馬刺し』につなげます。

 

→例えば、『実は、焼酎と相性がバツグンなのが、馬刺しなんですよ!』

 

→この後、『馬刺し』の説明と『それに会う焼酎』を具体的に伝えます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(居酒屋店の焼酎と馬刺し)

芋20・麦5・他6 計31種類の
旨い焼酎が飲めるお店!

実は、焼酎と相性がバツグンなのが
馬刺しなんですよ!

馬刺しは、ほんのり甘く、口の中で
とろける食感が魅力で、においもク
セもなく、高タンパク低カロリー、
鉄分も豊富に入っています。
国産馬 最高級 馬刺し
¥1890+税

そんな馬刺しによく合うのが、芋よ
りも米焼酎です。
中でも『球摩焼酎』、後味があっさ
りとしていて、馬刺しの旨味をしっ
かりと感じさせてくれます。

ロックや水割り、お湯割り、ソーダ
割りで味わって下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→シンプルにお知らせするのでなく、具体的に伝えることが今回のポイントです。

 

→まず、『旨い焼酎が飲めるお店』を伝えてから、『実は、焼酎と相性がバツグンなのが・・・』と、『馬刺し』につなげます。

 

→その後、『馬刺し』の美味しさを伝えるのです。

 

→そうすると、『飲んでいるイメージ』が浮かびます。

 

→お酒が好きな人は、『飲んでいるイメージ』が浮かぶと、急に飲みたくなるのです。

 

→そうしておいて、最後に行動を促すと、『ちょっと一杯やっていこうかな』となります。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則