こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
あなたが、何か新しいことをする時、そのことをすでに実現している人が、そばにいるかいないかで、結果は大きく変わって来ます。
なぜなら、その人を見ていると実現後の姿がイメージできるからです。
イメージできると、『未来の臨場感』を感じられるので、本気で実現したいと思います。
『未来の臨場感』とは、未来の姿が、今、目の前でリアルに起こっているように感じることです。
もしも仮に、そのような人がそばにいたとしたら、あなたはどのようにすれば、その人のようになれるでしょうか?
そのための流れは、次のようになります。
(1)まず最初に、『あの人のようになりたい』と本気で願うことです。
できれば、『なぜ、あの人のようになりたいのか?』、その理由や根拠をハッキリすれば、もっと本気になれるでしょう。
その理由や根拠が、例えば、
◆『年収なのか?』
◆『生き方のスタイルなのか?』
◆『社会的な地位なのか?』
◆『仲間との広がりなのか?』など
あなたなりの理由や根拠を見つけ出すといいですね。
(2)次に、『あの人のようになるには、こんなギャップがある』と、現状に疑問を持ちましょう。
このことで、このギャップを解消するための課題が生まれます。
その課題を、『数値』や『具体的な行動の仕方』として、ハッキリさせるのです。
例えば、
◆『3カ月でできること』
◆『1年以内でできること』
◆『1年以上かかること』
このように課題は、時系列でまとめると分かりやすくなります。
(3)この時、『でも、できるかな?』と、多くの人が不安になるはずです。
この不安は、誰にでもあります。
だから、次のような言い訳を言いたくなるのです。
◆『あれは、あの人だからできたのだ』
◆『自分なんかには、できっこない』
このような不安な気持ちになっても、全く問題ないので、ひとまず受け止めます。
(4)そして、次のようなことを意識して下さい。
◆『自分は、あの人のように、すぐにはできないかもしれない』
◆『でも、とにかく今は、あの人の真似をしよう』
◆『まずは、3カ月は真似してみよう』
と仮に決めてしまうのです。
(5)仮に決めた後、真似をしている間の『目標となる数字』も決めてしまいます。
例えば、3カ月後に、
◆『月の売上げが、自分一人で80万円を上げる』
このような目標を決めるのです。
この目標は、どちらか言うと、『自分との約束』になります。
(6)目標が決まれば、後は行動するのみです。
『あの人の行動を真似する』と、ほぼ失敗します。
しかし、これは失敗ではなく、確認です。
今、どこまでできているのか、『あの人と自分との違いを確認』します。
◆『自分の行動はどこが違うのか?』
確認しながら行動すればいいので、焦る必要はありません。
(7)最初の3カ月で、結果が出ます。
◆『ここまで、できた』
◆『しかし、まだ、あの人のようになっていない』
ということが、分かればそれでいいのです。
そして、この繰り返しを、もう3カ月、3カ月と、1年間はやり続けます。
そうすると、確実にあなたは成長しているはずです。
どうでしょうか?
このやり方は、『あの人のようになりたい』という想いが強いほど、軸がブレないので実現しやすくなります。
では、あなたにとっての『あの人とは、誰でしょうか?』
その気になれば、意外と見つかりますので、真似することから始めてみて下さいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則