店頭看板の事例(歯科医院の噛ミング30運動) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

歯科医院さんの『噛ミング30運動』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

歯科医院さんが、『噛ミング30(カミングサンマル)運動』をお知らせしている店頭看板です。

 

『噛ミング30運動』とは、『食事は、一口30回以上噛んで食べよう!』という運動を言います。

 

しっかりと噛むことで、歯や身体の健康を取り組もうとしているのです。

 

現状の看板では、メリットを詳しくお知らせしています。

 

できれば、『どうすれば、やりやすくなるのか?』を伝えて行きたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>11月

>肌寒さが身にしみる季節になりました。

>こんな季節には温かい食べ物が

>食べたくなりますね。

>皆さんは、『噛みんぐ30』知っていますか?

>ひと口を30回以上噛みましょう!

>あまり噛まずに飲み込んでしまう事

>ありませんか? 噛むことは体やお口の中に

>メリットが沢山あります。

>◆脳の活性化

>→脳の血流増加で認知力の低下抑制集中力UP

>◆肥満の予防

>→よく噛むことで満腹中枢が働きます。

>◆唾液分泌促進

>→唾液には抗菌作用、消化作用があります。

>虫歯の予防にも効果あり!

>お食事の際は噛むことを意識しましょう!

>『店名』

 

 

 

→まず、『噛ミング30(カミングサンマル)運動』が注目されていることを伝えます。

 

→なぜなら、このことをあまり知らない人にとって、注目されていなければ全く関心を示さないからです。

 

→その上で、『噛ミング30』の説明とメリットを伝えます。

 

→そして、『どうすれば、やりやすくなるのか?』の具体例を伝えるといいでしょう。

 

→具体例を伝えることで、『なるほど、このようにすればいいのだな』と感じてもらえると、行動してもらいやすくなります。

 

→最後は、必ず行動の促しも忘れずに!

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(歯科医院の噛ミング30運動)

今、噛ミング30(カミングサンマ
ル)運動が注目されています。

噛ミング30とは、『食事は、一口
30回以上噛んで食べよう!』とい
う目標フレーズです。

よく噛むとメリットが沢山あって、
虫歯や歯周病の改善、肥満の予防、
味覚や脳の活性化など他にも色々!

そのための工夫として
◆食事の時間に余裕を持つ
◆一口あたりの量を減らす
◆食べている間は水分を取らない
◆食べ切るまで次を口に入れない
◆テレビを見ながら食べない

『ちょっと早食いかも』と思ったら
一度試してみて下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『何をすると、どんなメリットがあるのか?』だけではなく、それが『どうすれば、やりやすくなるのか?』を伝えることが今回のポイントです。

 

→ここをより具体的に伝えると、リアルなイメージができるので、行動しやすくなります。

 

→そうすると、『えっ、そんな運動があるのか』、『一度やってみよう!』となる人が、一定数現れるのです。

 

→このような看板の目的は、『行動させること』になります。

 

→だから、『このゴールのために、どのようにスタートすればいいのか?』を常に考えて伝える必要があるのです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則