店頭看板の事例(動物病院のノミ・ダニ予防) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

動物病院さんの『ノミ・ダニ予防』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

動物病院さんが、わんちゃん、ねこちゃんの『ノミ・ダニ予防』をおすすめしている店頭看板です。

 

イラストで目立たせながら、『ノミ・ダニ予防を始めましょう』とお知らせしています。

 

では、なぜ、予防する必要があるのでしょうか?

 

この辺りを伝えることで、行動してもらえやすくなるでしょう。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>そろそろノミ・ダニ予防を始めましょう。

>お外に出る子はもちろん

>お家にいる子にも予防は必要です。

>わんちゃん、ねこちゃん共に

>毎月1回 予防しましょう。

>『店名』

>『診療時間』

>『電話番号』

 

 

 

→まず、お客さんの勘違いに気付かせます。

 

→例えば、『うちは、わんちゃん、ねこちゃんをお家で飼っているからノミやダニは大丈夫と思っていませんか?』

 

→このように投げ掛けると、勘違いしているお客さんは、『えっ、違うの?』と思います。

 

→そして、『どうして違うの?』と、現状に疑問が湧いて来て、本当のことを知りたくなるのです。

 

→そうすると、こちらのおすすめを受け入れやすくなります。

 

→最後は、もちろん行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(動物病院のノミ・ダニ予防)

うちは、わんちゃん、ねこちゃんを
お家で飼っているから、ノミやダニ
は大丈夫と思っていませんか?

実は、ノミやダニは簡単に室内に侵
入しているため、知らないうちに寄
生されていることが多いんですよ!

例えば、ノミはソファーやカーペッ
ト、タタミの隙間に潜んでいますし
ダニは人の服や靴にくっついて入る
こともあります。

通常、4月~11月が予防期間です
が、暖房が効いている部屋では、1
年中の予防がおすすめです。

特に、毛が密集しているわんちゃん
ねこちゃんには、毎月1回の予防を
してあげて下さいね!
『店名』『診察時間』『電話番号』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『ノミやダニの予防を始めましょう』とおすすめするだけでなく、『なぜおすすめするのか?』、その必要性を伝えることが今回のポイントです。

 

→ここをハッキリさせることで、納得しやすくなります。

 

→そして、『大好きなわんちゃんやねこちゃんを、ノミやダニの被害に合わせたくない』という感情が強くなるのです。

 

→そうすると、行動するお客さんが増えます。

 

→なぜなら、ただ『何かをしましょう!』とお知らせするよりも、よりお客さんを刺激するからです。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則