店頭看板の事例(リラクゼーションサロン店のネックマッサージ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

リラクゼーションサロン店さんの『ネックマッサージ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

リラクゼーションサロン店さんが、『ネックマッサージ』をおすすめしている店頭看板です。

 

『商品名』や『商品の特徴』を大きく示して、『期間限定で、低価格のおすすめ』をしています。

 

できれば、ここに、『こんなあなたに』と呼び掛けたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>首のリンパを流してスッキリ

>『商品名』

>期間限定 11月30日まで

>頭・首・肩をほぐした後

>植物由来のオイルで

>首筋のリンパを流します!

>10分 1370円(税込)

>5分 660円(税込)単位で延長可

>不織布お着替え付

 

 

 

→まず、『こんなあなたに』と呼び掛けます。

 

→例えば、『パソコン仕事などのデスクワークが多いあなたに』

 

→例えば、『首や肩が凝って疲れていませんか?』

 

→たったこれだけで、おすすめしたいお客さんにイメージしてもらえます。

 

→このイメージしてもらうことが大切です。

 

→ここをイメージしてもらえれば、『スマホを見る機会が多い人』も、自分のことのように興味を持ってもらえます。

 

→だから、まずは、『おすすめしたいお客さんに、イメージが湧く投げ掛け』から始めましょう。

 

→この後に、『なぜ、首や肩が凝るのか?』、『実は・・・』とお客さんが知らない事実を伝えます。

 

→これをすることで、『なるほど、だから首や肩が凝るのか!』となれば、商品につなげやすくなるのです。

 

→最後は、行動の促しも忘れずに!

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(リラクゼーションサロン店のネックマッサージ)

パソコン仕事などのデスクワークが
多いあなたに
首や肩が凝って疲れていませんか?

実は、重い頭を支える首は、その角
度が5度下を向くだけで、6kgも
首への負担が増えるんですよ!

そんな時は、『商品名』
首や肩周りをほぐし、植物由来のオ
イルで首筋のリンパを流して、溜ま
った疲れを改善して行きます。

期間限定 11月30日まで
20分 2690円(税込)

不織布のお着替えもご用意していま
すので、『疲れたな~』と感じたら
今すぐ、お試しを!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→『商品名』や『商品の特徴』だけをお知らせするのでなく、『誰に、なぜ、おすすめするのか?』をハッキリさせることが今回のポイントです。

 

→そうすることで、おすすめしたいお客さんに、イメージしてもらえます。

 

→今回の場合は、『オリジナルの商品名』なので、特にイメージできないと思います。

 

→お客さんは、イメージできないことは、不安なので、まず行動してもらえません。

 

→だから、『こんなあなたに、こんなことありませんか?』、『実は、こうなんですよ!』とイメージしてもらってから、『商品名』につなげています。

 

→お店側は、いつも使っている『商品名』なので、良く知っていて当然です。

 

→しかし、お客さん側は、『オリジナルの商品名』だと、ピンときません。

 

→だからと言って、『オリジナルの商品名』を変えることはできないはずです。

 

→でも、ちょっとした工夫で解決できるでしょう。

 

→それと、施術時間は、効果を実感して欲しいので、いきなり20分にしました。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則