こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
焼鳥専門店さんの『ランチ営業』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
焼鳥専門店さんが、『ランチ営業』をお知らせしている店頭看板です。
『どんなランチメニューがあるのか?』を中心に書かれています。
これはこれで必要です。
しかし、これを見て、『食べたいな~』とはなりません。
では、どうすればいいのでしょうか?
この辺りをちょっと考えてみたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>ランチ営業しております!
>(11:00~15:00)
>menu
>・とりの唐揚げ定食
>・若鶏一枚焼き定食
>・チキン南蛮定食
>・チキンカツ定食
>各¥860(税込)
>・『店名』のやきとり丼
>・親子丼
>各¥750(税込)
>※全てのランチメニューお持ち帰りできます!
>・定食のお弁当 各¥780(税込)
>・丼もの 各¥630(税込)
→『食べたいな~』と思ってもらうには、何か特徴がなければいけません。
→つまり、『焼鳥専門店のランチ』の特徴を、まず伝えます。
→例えば、『焼鳥専門店のランチは、鮮度がよくコスパがいい訳とは?』
→このように問い掛けると、『どうしてかな?』と思ってもらえるお客さんがいます。
→問い掛けには、そのような不思議な力があるのです。
→この後、その訳を伝えて、ランチメニューにつなげます。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(焼鳥専門店のランチ営業)
コスパがいい訳とは?
鶏肉は、特に鮮度が大切です。
そのため焼鳥専門店では、ほぼ毎日
各種類を豊富に仕入れています。
しかし、夕方からの注文によっては
それぞれにバラツキが出るのです。
そのバラツキを補うために、ランチ
として活かします。これがランチの
鮮度がよくコスパがいい理由です。
『店名』のやきとり丼 ¥750
その他、各種定食などもあります!
※全メニューお持ち帰りOKです。
ランチ営業11:00~15:00
『店名』『電話番号』
【今回のポイント】
→ランチメニューをお知らせするだけでなく、『食べたいな~』と刺激することが今回のポイントです。
→そのためには、『焼鳥専門店のランチ』の特徴を使って、刺激します。
→それが、『鮮度がよくコスパがいい』という理由です。
→これなら、『一度食べたいな~』と、思ってくれるお客さんが一定数います。
→ランチを食べる時、ほとんどのお客さんは、『何を食べるのか?』決めていません。
→なので、このように刺激すると、感情が揺さぶられるのです。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則